30年間続いてきた平成と言う時代が終わり新年号が公布される今年は私たち日本人にとって、とても記念すべき年と言えます。
作家、百田尚樹氏はその著書、「日本国紀(幻冬舎刊・1800円+税)」の冒頭において「日本ほど素晴らしい歴史を持っている国はありません。」と述べています。
それに続いて、「神話とともに成立し以来2千年近く、一つの国が続いた例は世界のどこにもありません。これ自体が奇跡と言えるほどです。」と述べています。
日本国紀は戦後の自虐史観を醸成してきた多くの国民に勇気と自信を与えてくれたと言うこともできます。とりわけ戦前、戦後の近現代史を学ぶことは多くの国民にとって日本の置かれている立場や今起きている国内外の事象にいかに対応するかのヒントになります。
作家、百田氏の頭の中から飛び出た歴史的な情報をつかめばこれからの日本人の生き方が見えてきます。知っているようで案外知らないことが多い日本の歴史を改めて知ることで自虐史観に陥りがちな私たちの意識が変わることはリスクに挑戦する株式投資に対する取り組み方も大きく変化してくるのではないでしょうか。
過去の歴史では為政者と一般庶民、文化人が登場します。
人は生まれて死ぬまでの一定期間を時代の中で苦楽を重ね、前進していくことになります。時間が後戻りすることはなく、前に進むのみです。
倭と呼ばれた神話の時代から現代社会まで様々な生活を営んできた日本人は子々孫々とこれからも歴史を重ねていくことになります。
税金を原資にして自治体制度の下で生活基盤を構築してきた私たちにとってもう一つの社会インフラとも言うべき株式会社をはじめとした会社の歴史を知ることも重要です。
日本の歴史には人文科学、経済、技術、法律、教育、交易、文化、生活といった社会全体の歴史が散りばめられており、現在の私たちの暮らしの根源となっています。
日本国紀にはあのケインズ博士を200年以上も先取りした勘定奉行「荻原重秀」のことが描かれていたり、明治の近代化の礎を築いた勘定奉行「小栗忠順」の話も出て参ります。
上下水道が張り巡らされた江戸と言う世界的な巨大都市が誕生し、現在の東京というメトロポリタンを構築されるに至ったことも本書には描かれています。
日本国紀を読むと隣国との軋轢が生じている日本及び日本人の内面に潜む勇気と自信を蘇らせてくれます。
この本に書かれていない企業の歴史も改めて学ぶと株式市場でともすれば目立たない存在となって沈みがちな老舗企業への評価を高めてくれるに違いありません。社歴を重ねながら次の成長を模索する多くの日本企業が目覚めてくれることを祈願します。
*日本国紀の著者である作家、百田尚樹氏は一般には右寄りの思想を持つと言われていますが、国を思う気持ちから論を張るユニークな存在だと言えます。
時にアンチ派から攻撃を受けることもあり、そのやり取りが今もネット上では見られます。
その百田氏は本書が65万部も売れて印税収入(本代の10%)が1億円を大きく超えたと見られます。
そこで作家・百田尚樹氏に贈る1億円ポートフォリオを構築してみました。社歴を重ねている老舗銘柄や社会貢献型の銘柄で構築したポートフォリオです。これについては有料メルマガにて取り上げておりますので宜しくお願いします。
(炎)
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