NY市場は1月3日に大きく下げてからここ続伸して、直近の動きで12月の戻り高値(25980.21ドル)から12月の安値(21712.53)の半値戻り(23846.37ドル)達成した。ただ、日経平均では12月の戻り高値(22698.79円)から12月安値(18948.58円)の半値戻り水準は20820.68円ですが、まだ戻り切っていないが、今回の戻りの目度としては、この辺と考えています。
また、マザーズ市場はすでに半値戻りを達成しました。動き的にはNYダウと同じような動きを示している市場です。
そして、この戻りを演じている株式市場にあっては、前回も指摘したように、期間的な調整も必要であり、上げ下げを演じながら下値を試し、底入れ確認をする。
予想天気図ですが、3―9月期銘柄、6―12月期銘柄の決算発表が始まる前の来週中の戻りを演じた後、決算シーズン中の1月後半から2月中旬中に2番底を試す動きになると予想しています。世界景気後退での中で、決算内容の悪さが実態として、株価に反映されると予想しています。
その後は悪い材料を織り込んで下値模索の展開になる。3月の後半より、上昇の兆しが見えてくる。そんな天気図を予想しています。
下値については、昨年の12月26日の18948円がポイントになる水準です。2番底は、通常であれば、1番底の水準よりも同値かそれよりも高い値段になります。
また、気になる指数は、「米国VIX指数」です。
NY市場が戻りを演じておりますが、依然と高い水準で推移していることです。昨年2月の時も急上昇しましたが、期間的に短い期間で正常値に戻りましたが、今回は10月初めより上昇して以来未だに(20ポイント前後で推移している)危険ゾーンにあることです。
投資家の心理状態が「負」の領域にあると言うこと。いつ、また、大きな下落があることも想定していることになります。
この米国VIX指数が15ポイント以下になるまでは、投資家の心理が改善されたとは言えないので、今後もこの指数の動きはウォッチして頂きたい。
(大魔神)
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