決算発表を機にそれまで低迷が続いてきた銘柄が株価の上昇に向け復活することはよくあります。
決算発表にはポジティブな内容とネガティブな内容が含まれていますが、投資家のマインドはポジティブな内容により重きを置き、株価水準と相談しながらリスクマネーを投じることになります。
時には株価の低迷を払拭するだけの業績内容ではなくても、株価の位置が低いという感覚だけで大きくリバウンドする事例もあります。
また、四半期決算発表が投資家の銘柄選定に誤解を与えることはよくあります。四半期毎の業績に一喜一憂していては企業の本質を見誤ることになりますが、現実は短期投資家と中長期投資家の戦いの場ですのでそうしたことになってしまいます。
企業にとって四半期業績の減益は時に致し方ないものかも知れませんが、投資家にとっては許し難いものかも知れません。数字を見た途端に売りを浴びせてきます。
企業の説明不足もありますが、四半期ごとの数字のデコボコは致し方ないものかも知れません。問題は中長期の業績趨勢がダウントレンドに向かうことです。中長期で成長に向かう途上の企業を四半期・半期で評価するのは極力、避けたいと思いますが、株価の長期下落トレンドから復活する銘柄探しにとって短期投資家の間違った判断による売りが中長期投資家にとっては不可欠なものと言えるのかも知れません。
サイネックス(2376)、ズーム(6694)、アクセル(6730)、ネットマーケティング(6175)、イーサポートリンク(2493)など長期株価下落トレンド銘柄を研究してみることを提唱したい。
(炎)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
コメント
コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。