今週(10月9~12日)の東京株式市場は、3連休後の4日間の立会いでしたが、日経平均株価が週間で1089円06銭下落し(率にして4.6%の下落)、2万2694円66銭で取引を終えました。2週連続の下落です。
週初の9日(火)は、前日8日の米国株式市場でハイテク株が売られたことを受けて、電機・精密、自動車などが売られ、4日続落となりました。
続く10日(水)は自律反発狙いの買いが入り、5営業日ぶりに反発。
しかし、11日(木)は前日の米国が急落したことを受け、日経平均株価は前日比915円18銭安となり、2万2590円86銭で引けました。1日の下げ幅としては、今年3番目の大きさでした。
しかし、12日は米国株の大幅続落を受けて売られて始まりましたが、押し目買いを背景に反発し、前日比103円80銭高で終わりました。
米国の景気は、絶好調と言っても過言でない状況です。主要企業の業績も前年同期比20%以上の増益が続く見通しです。これを背景に、長期金利が上昇。株価の割高感が生じて急落しました。しかし、急落によって、割高感が解消すれば、再び買いが入ってくるものと見込まれます。
外為市場で、ドル・円レートの動きは落ち着いており、今回の株価の下げは、金融資本市場全体には波及していません。
筆者自身は、今回の事態を深刻には捉えておりません。
(水島寒月)
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