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 今週(10月1~5日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で336円32銭下落し(率にして1.4%の下落)、2万3783円72銭で取引を終えました。4週ぶりの下落です。

 週初の1日(月)は、前週の地合いを引き継ぎ、日経平均株価は続伸。1月23日以来となる年初来高値を更新し、91年11月13日以来、約27年ぶりの高値をつけました。
 続く2日(火)も外為市場での円安・ドル高傾向を好感して続伸。
 しかし、3日(水)は短期的な過熱感への警戒感から反落。
 4日(木)、5日(金)も続落して終わりました。


 個別銘柄の動きは、業績動向から明暗が分かれました。
 19年3月期通期の純利益見通しを上方修正した伊藤忠(8001)、19年2月期上期の利益見通しを上方修正したユニファミマ(8028)などが買われる一方、決算が振るわなかったしまむら(8227)などの株価が下落しました。

 本日(5日)、米国で発表予定の9月の雇用統計は、タイトな雇用情勢の継続を示す内容になると見込まれます。12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利上げ期待が高まるようであれば、外為市場では再び円安・ドル高傾向が続き、株価は全体として底堅い推移が見込まれます。


(水島寒月)


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