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我慢の投資が成功の源

2018/09/11 15:50 投稿

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 本日のメディアは「大坂なおみ」の話で大盛り上がり。テニスが好きな方も興味がない方も話題の人になった感があります。

祝!!全米オープン優勝!!

 テニスの4大大会の一つであるUSオープンで日本人として初めて優勝した大坂なおみ選手の快挙がもたらした影響は計り知れない。

 皆さんも様々な思いでセリーナウィリアムズとの試合をテレビでご覧になったかと思います。この快挙にわく日本人の興奮が、元気のなかった株式相場に少しでもポジティブな影響をもたらしたと感じているのは筆者だけではないと思います。

 この試合でのセリーナウィリアムズの態度は大坂なおみの勝利に水を差したことで後味の悪い印象をもたらしました。それだけに皆さんも複雑な思いがあるかと思いますが、大坂なおみの日本人らしいあこがれの相手や観客を思いやる控え目な態度こそ、勝者にふさわしい。


 試合後のなおみ効果は株式市場にも表れ始めています。
 大坂なおみ選手の年齢が20歳なだけに、その効果はこれから長期にわたるものと考えられます。

 残念ながら試合前からヨネックス、日清食品、WOWOWなど、スポンサー企業や放送メディアへの評価が先取りして高まっていたので、株価はいずれも意地悪なぐらい高値をつけた後は値を消していますが、じっくりとこれからの活躍を期待する投資家の買いが出来高の増加につながったとの印象です。


 台風に大地震と暗いムードが漂ってきた日本に若いパワーが明るい話題を提供したようです。まだまだ頭重い展開が予想される日本株ではありますが、なおみ効果で少しは前向きな投資マインドが戻れば幸いです。

 とりわけ大坂なおみ選手が口にする「我慢」というキーワードは印象深い。
 来る玉すべてにパワーヒットしないで取捨選択を重ねてチャンスを待つ我慢が勝利につながったという大坂なおみの勝因分析は株式運用にも当てはまりそう。


 短期で成果が上がらずにあきらめて簡単に投げてしまうような運用が当然のように跋扈していますが、しっかり銘柄を見極めて研究を重ね、企業の中身と値動きを会得してリスクマネーを投じるような中長期視点の「我慢の投資」をモットーにした運用を皆様には心がけて頂けましたら幸いです。
 なかなか一筋縄にはいかない相場展開ではありますが、我慢の投資で成果を高めて頂けましたら幸いです。


【我慢の3銘柄】

1.テノックス(1905)
 →先週の炎チャンネルでもコメントした銘柄

 1000円を挟んで上下10円から20円の小浮動が続くバリュー銘柄で我慢の展開が続く。配当利回り3%で下値は固いが上値も重い。
 日本の基礎工事業界のパイオニア的存在ながら経営が保守的過ぎると思われていることが難点。同業の三信建設(1984)と同じ運命にならないことを祈る。


2.トランザス(6696)
 →先行的な高い評価でIPO後に我慢の投資が1年間続く

 IoT関連で時々動意づくが、いつも一過性に終わることで長期スタンスで投資した方の我慢が続く。先般もニュースリリース後に急騰を演じたが短命に終わる。経常利益5億円以上の収益向上が見込めないと株価の継続的な上昇は覚束ないがテーマ性が刺激材料。


3.興研(7963)
 →昨年10月からの長期調整局面が続く。過去のパターンからは我慢の投資家がそろそろ報われるタイミングだが・・・

 豚コレラの発生で防護服のアゼアス(3161)とともに連想買い入るが短命に終わる。事業成長の柱はクリーンルームだが株価の下落トレンドが続きなおも我慢が必要か?


(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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