有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。
=コラム「自分の経済状態などを把握して株式投資をするかどうかを決める」=
(有料メルマガ第57回・2010/1/26配信号)
※2010年1月現在の内容です。留意してお読み下さい。
【前略】
日本の株式市場はアメリカの株式市場の下落から、また大きくつれ安をしそうな気配です。投資して安心でできる企業をじっくりと研究して、できるだけ安くポートフォリオに加える準備をするのが大事な時期だと考えます。
【中略】
10年以上の長い株価の変動を確認し、いま現在の株価はどのような位置にあるのか。過去に高く買われた時点の業績は現在の業績と比べてどうだったか。投資する企業の資産価値や事業価値をしっかりと調べた上で、株価が買われすぎていないか、安く投げ売りされすぎていないかどうかもチェックする。そのような情報も、投資家にとっては投資を判断するうえで価値の高い情報だと考えます。
買うのを我慢する力が足りなくて、つい買ってしまったとしても、10年くらいの長いスパンのなかで底値に近い株価位置で投資をしたならば、投資環境の悪化が強くなったとしても、安値での投げ売りを防止する役割を果たしてくれると考えています。
【中略】
企業が増収増益を続けていると、多くの投資家が株価の上昇に期待して、その企業に投資してきます。株価は投資家の需給によって決まります。買いたい投資家が売りたい投資家より多ければ、すなわち需要が供給を上回れば、株価は上がっていきます。株価が右肩上がりで上がっていくと、更に多くの投資家が投資してきます。
そのためにその企業に投資家の人気が集中し、株価が業績の伸び以上に高くなっていきます。いわゆるバブル化が起こります。そうすると何かのきっかけで、その人気プレミアムが剥げるようなことが起こると、増収増益が続いているのに、株価が大きく下げてしまうことが起こります。
【中略】
多くの企業の業績を、同じような基準で比較する手段として、多くの指標が考案されています。同じ企業の指標の変化を数期比べることにより、バブル化しているかどうかの予測がつきます。しかしバブル化したといって、直ぐに株価が暴落するわけではありません。
バブルの崩壊時期を正確に当てられる人はいません。しかし、バブルは必ずいつかは破裂するということが、過去の経験則からわかっています。またマイナスのバブル(=株価の資産価値をはるかに下回る大きな下落)も、時間がたてば回復していきます。
いまの株価が10年単位の長期トレンドで、どのへんの位置にいるのかを確認する手段としても月足チャートは大変役に立ってくれます。
決算短信や有価証券報告書の見方等については、いろいろな専門書が出ています。もちろん決算短信や有価証券報告書は企業を理解するうえで、とても大切な情報源です。私も投資する企業の決算短信や有価証券報告書はよく読みます。
しかし、ほとんどの投資家が余り気にしていない企業のホームページには、有価証券報告書や決算短信では知ることの出来ない、貴重な情報が沢山開示されています。私は、ホームページを調べてから投資を決断するようになって2年程度になりました。いまではホームページを調べないで株を買うことは、とても怖くてできなくなってしまいました。
【後略】
経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎
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また、コラムでは、「前年同期比で、増収増益で、増配を発表したり、自社株買いを発表したり、優待新設を発表しても、決算短信発表後に大きく株価が下げる企業が多いです。このチャンスを生かして、業績が伸びており、今後も伸びていく可能性が高い企業の中から株主還元を前向きに行っている企業をなるべく安くポートフォリオに加えたいと努力しています。」と題し、自身の投資行動を題材に、有力銘柄を安く買うチャンスの準備について書いています。
さらに、過去の研究銘柄やコラム銘柄から、気になる9社をピックアップしております。
加えて、最近ウオッチしてきたカーボン関連の状況に加え、新たに観測ターゲットにした業種と銘柄についても触れています。
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過去サンプル(研究銘柄)
銘柄研究 ニチリン(5184)
]銘柄研究 帝国電機製作所(6333)
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増益修正や増配発表企業の株価が下落するのはチャンス(2017/02/28)
安心できる企業の株でポートフォリオの再構築したい(2017/01/10)
割安企業を選んで分散投資を行えばリバウンド相場で大きく稼げる(2016/12/27)
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(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)
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書評:10万年の世界経済史<上>
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