財務省に続いて文科省関連の腐敗ニュースも増えています。やっと外に出てた・・・と言ったところでしょうか。
脳ミソ(霞が関)が腐っているのですから、その下の教育委員会や学校などの身体がちゃんと動く訳もありません。霞が関から学校現場に至るまで、大小様々な収賄や隠ぺいなどの腐敗連鎖が重層的に折り重なっていると想像出来ます。
それら組織は非効率どころでは無く、利権や既得権がはびこり、合理性も倫理性も欠如しているのでしょう。被害者は最前線で頑張る先生方や子供達です。 誰のための行政なのかと・・・。
以前に相続税の申告をした際、分かってはいたものの、これも非効率この上ない作業だったことを思い出しました。
税務署のHPから届け出に必要な書類(PDF)を印刷して、それに手書きで記入せねばなりません。提出用と控え用の2通ですが、確定申告書より文字や枠は細かいし、似たような項目を何度も参照しながら同じ数字を順次埋めて完成させねばなりません。その上で三文判の確認印を押して税務署に持参…。
確定申告も同様ですが、役所の仕事を減らさないように、そして還付請求などを減らそうと意図しているのか?わざわざ面倒な書式にしているとしか考えられません。もっと簡素化出来るはずです。
こんな書類などHP上で全て入力出来るようにして印刷し、関係書類とともに送れるようにすれば手間もかからず楽なはずで役所業務の効率化にもなります。本人確認もするのですから、届け出に使う三文判押印の意味すらありません。
出来れば届け出もWEB上で完結させれば済む話しで、役所側の照合も保管も簡単でありミスも起こりにくくなります。が・・・効率化を嫌がります。
税務署に留まらず税理士業界の既得権保護も大きいのかも?(苦笑)
昔の社会保険庁(現日本年金機構)がそうでした。
楽な仕事を続けたいがために1日でワードに打ち込む文字数は5、000字を上限とする・・・などと言う意味不明の組織内規約まで作って電子化(効率化)に抵抗していましたね。その挙句が5,000万件の年金記録の喪失でした。
職員優遇の温泉施設を作ったり、健康器具を買ったりなどの悪事も働きました。
これから毎年150万人も亡くなる時代です。このデジタル化の時代に全国の税務署で日々、何ページにも渡る手書き書類を受け入れていくつもりなのか?
確定申告でもWEBは使い辛いです。東北大震災のときもそうでしたが、自然災害に逢う度に書類を失い行政サービスが滞るようではと・・・いつも思います。
効率化に抵抗する縦割りの組織(既得権)体質こそが役所仕事と言われる悪弊であり、日本企業の成長を阻害している最大要因です。これも手伝ってか株式市場も世界からは周回遅れの運営思想ですし、今や債券市場は死に体です。
役所も投資市場も非効率なまま、間もなく失われた30年目を迎えます。
(街のコンサルタント)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)
コメント
コメントを書く