今週(6月25~29日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で212円32銭下落し(率にして0.9%の下落)、2万2304円51銭で取引を終えました。2週連続の下落です。
今週は、週を通じて米国と中国の貿易摩擦拡大への警戒感に覆われたと言えます。25日(月)は、米国がハイテク製品などの対中輸出や中国による対米投資の制限を検討と伝わったことなどを嫌気して、日経平均株価は前週末比178円安と下落。週末にかけては、小幅な一進一退を繰り返しました。
外国為替市場では、日米の長期金利差拡大などを反映、円相場は1ドル=110円台で推移しています。来週は、これらが株価の下値を支えるとみられますが、一方で、貿易摩擦拡大への懸念が、一本調子の円安進行に歯止めをかけるとみられ、株価も一進一退の動きになると予想します。
(水島寒月)
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