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もやし、卵、納豆

2018/05/26 04:43 投稿

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 今日も国内株式は良く下げていますね。昨日から大口の先物業者が売りを仕掛けているそうです。米朝の緊張を理由にして。

 色々な銘柄で空売りの状況を調べてみると、好業績で株価が上昇した銘柄に空売りが増えています。国内証券で目立つのは某○村証券。
 国内最大手証券が主導して、上がった銘柄から順番に売り崩そうとしているのですから買いから入っている国内投資家は堪りません。NISAやIdecoでローカル投資家のすそ野を広げようとしても、まずは成功体験が必要です。「証券投資は儲かるんだ」と言う経験の積み重ねが重要ですが、最大手が旗を振って売り崩しているようでは一般投資家は損をするばかりですから、すそ野が広がる訳もありません(苦笑)。


 さて、表題の3品は安い食材の中でも特に安いと感じる食品です。
 もやしや納豆はギリギリまで採算性を落とし生産者は儲かっていません。
 安売り用の卵に至っては、ひたすら不自然に鶏に卵を産ませる設備と言えば良いのでしょうか・・・。スーパーでは特売の常連品ですが、これらを我々は安価で手に入れることが出来ます。

 とは言え、これが自然なのか?とも感じます。
 本来は大事な食品ですから、もう少しは価格が高くても良いのにと。
 ただし、その為には一般家庭の収入も上げねばなりません。

 メディアからは頻繁に「消費者が生活防衛に走っている」と発信されます。
 スマホなど便利なものへの費用が増え、且つ公共料金や社会保障費が継続的に上がるため、数%程度の所得向上があっても追いつかないのが現状です。
 生活弱者(低所得層)がその困窮から逃れ辛いシステムの存在も影響していると考えます。

 一般消費者(国民)が必死に自転車を漕ぎ続けなければならない仕組みが国の運営システムに組み込まれています。ゴキブリとシロアリを存続させるために。


 解決方法は明確です。
 最低賃金を上げることです。

 これを実行するためには何が必要かを洗い出し、一つずつ障害を取り除いていく他に手立てはありません。地元後援会の要望ばかり聞いていては改善しません。
 足元では徐々に人件費が上げていく兆候が見え始めてはいますが、まだ力強さを感じません。国の政策や予算に頼るばかりでは無く、企業収益が上がる手立てが伴わなければ限界があります。


 株式投資も似たようなものです。投資家層の厚みを増したいなら株主へのリターンを上げることです。
 一つは、株主資本を無駄遣いしている(保身のために資金を溜め込んだままの)経営陣が退任せざるを得ない(追い出される)市場にすること。もう一つは様々な古い規制(既得権)を取り払い、企業活動を活発化させることです。


 一つずつ問題点を洗い出していき、投資環境を改善していくことと、その環境に沿った対象に投資することです。幾ら割安なバリュエーションであっても、規制により収益が伸びない会社、従業員への還元や株主還元率が低い会社には投資できません。


(街のコンサルタント)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)

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