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有料メルマガライブラリから(253)「内需型企業から金融資産とビジネスの将来性を持つ株を分散で」

2018/03/30 11:01 投稿

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 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。


=コラム「内需型企業から金融資産とビジネスの将来性を持つ株を分散で」=
 (有料メルマガ第344回・2015/8/25配信号)


※2015年8月現在の内容です。留意してお読み下さい。


【前略】



 この業績で、資産内容で、将来性の高いビジネスで、こんなにも株価が下がって、良いのですか…。そう思いたくなるような企業の株価が大きく下落して
います。


【中略】


 私は30年も株式投資を行ってきました。そして今から10年ほど前にサラリ―マンであることを辞めて、いまでいう専業投資家として株式投資にどっぷりと浸りこんでで生きてきました。

 株式投資は儲かれば面白いです。株で大きく儲かっている時に危険なのは、脳をギャンブル脳化させてしまうことです。

 ある程度、大きなお金を株式に投資していると、一日で100万円とか200万円くらいは総投資額が変動します。今年の8月に入ってからの株価変調で私のポートフォリオも数百万円のマイナスの強風を受けました。

 株式投資を続けていれば資産が増えることもあれば、減ることもあります。一年で数千万円増えることもあれば、東日本大震災と原発事故の直後は数日で一気に数千万円のマイナス状態となることもありました。東日本大震災の時の恐怖と比べると、現在の株価下落によって感じる怖さは小さいですが、気持ちの悪さは今回のほうが大きいです。


 このコラムの最初にも書いたように、調査している企業の中には、なぜこれほど大きく株価が下げなければならないのか、理解も納得もできない企業が多いからです。

 ポートフォリオの銘柄の中にも冷静に考えて納得が出来ないほど大きく下げた銘柄も多いです。しかし意地になって資金を集中して買い増していくことはやめて、損を出すために売って、また買い戻すことを繰り返しながら、今年になって払いすぎたキャピタル・ゲイン税を取り返すことで憂さ晴らしをしています。


 私は短期トレードではなく中長期投資を行っているので、大地震などの天災やテロや原発事故などの人災がおきると、どのような銘柄に投資していてもダメージを受けてしまいます。

 株が大きく上がって資産が強烈に増えた時に、脳をギャンブル化させてしまっていると、投資環境が悪くなった時にギャンブル脳が暴走しだす危険が高まります。

 株式投資では投資環境の良い時には一月に平均すれば平均100万円から300万円の利益でも一気に一か月間で1500万円とか2000万円も資産が増えることが起こります。

 このとき株で増えた資産で生活レベルを上げてしまうと、ギャンブル脳化が始まってしまいます。生活費をキャピタル・ゲインに依存するようになると、高い確率で脳がギャンブル化してしまい、普通の金銭感覚が歪みます。

 そうすると株で儲かっている時は、弊害は出てきませんが、損をしている時に大きな弊害が出てきます。キャピタル・ゲインに期待して生活レベルを上げてしまうと、生活レベルを維持できなくなります。

 そのような状態では焦りが生じます。そのうち無謀な投資にのめり込み、火だるまになる危険が高くなります。



 私が専業投資家として10年間も生き残ってこれたのは、サラリーマン時代と同じように生活費を変えなかったことです。サラリーマン時代というより、結婚してから奥さんの方針で、どんなに収入が増えようとも新婚当時の生活費を1円も上げませんでした。

 それでも節約生活を行えば、ちゃんと豊かな生活は維持できます。食材についても築地の場外市場で質の高くて安い(流石にスーパーで買う特売品よりは高いですが、スーパーの高額品よりは質の高い美味しいノリやお茶や鰹節、そして海鮮類がスーパーの値段より安く手に入ります)ものを買って食べていました。いまでも築地やネットで高品質な食材を格安値段で買って取寄せて食べています。

 あとは優待で産地直送の青森産のリンゴ、長野産のリンゴ、十勝産のメロン、長野産のもも、三ヶ日産のみかんなどをタダで手に入れて食べています。

 食費は奥さんが工夫した手料理や毎日のパンを自分で焼いて作っていたので、とても美味しいものが買うよりよほど安く手に入りました。


【中略】


 この逆にキャピタル・ゲインで生活レベルを上げてしまうと脳のギャンブル化が進みます。とっても恐ろしいことです。一度上げた生活レベルを下げることは至難の技です。

 生活レベルは常識感覚の平常の脳で行いながら、増えたお金で投資を行うとお金の増え方が変わります。投機ではなく投資です。ここを間違えると、危なくなります。

 優待銘柄投資は楽しいし、株価の下落に対しても優待が株価を下支えしてくれる効果があります。しかし投資として考えた場合には割高になってしまっている銘柄も散見されます。一時的な株価の下落なら優待銘柄も魅力がありますが、優待が無いために下げが大きくなっている非優待銘柄の中に、投資対象として冷静に考えると魅力が高くなっている企業が多いように感じています。


【後略】


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


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 また、コラムでは、「トランプ大統領の貿易戦争を起こして世界景気を悪化させかねない政策や、重要な補佐官の相次ぐ更迭に不安を覚え米国株が大きく下落して、日本株は米国株以上の下落となりました。今回の日本株の底値は、また見えなくなりました。しかし去年のように上げ続ける相場が無いように、下げ続ける相場もありません。変化の兆しを見逃さないようにしながら、リバウンドするのを待ちたいと思っています。」と題し、現状の市場環境を認識した上で、過去の大幅な下落を受けた経験を基に、今後取るべき投資行動について言及しています。

 さらに、内需株の中で分散投資の対象として魅力が高い企業を、研究銘柄候補として4社取り上げて分析しています。

 下げ相場こそ、今後の投資で生き残るために必要な行動が試されます。
 経験豊富な筆者の知見とともに難局を乗り切りましょう。ぜひご購読下さい。


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詳細は http://www.iforum.jp/magazine.htm をご参照下さい。

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