今週(3月5~9日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で287円56銭上昇し(率にして1.4%の上昇)、2万1469円20銭で取引を終えました。2週ぶりの上昇です。
週初の5日(月)は前週の地合いを引き継ぎ、4日続落となりましたが、6日(火)は米国株の反発を好感して日系平均株価は前日比375円と回復。7日(水)は反落しましたが、8日(木)、9日(金)と続伸して取引を終えました。9日は、トランプ大統領は鉄鋼、アルミニウムの輸入制限措置に署名しましたが、日本を含む同盟国には交渉次第で関税を解く余地を残したこと、また米朝首脳が5月までに会談する意向と伝わったことも、市場の地合いを明るくしました。
ただ、本日発表の米国の2月の雇用統計を控えて、持ち高調整の売りが出て大引けにかけ、伸び悩みました。
やはり、日経平均株価で2万1000円近辺になると、押し目買いが入ってきますね。
ただ、何をするか分からないトランプ政権への警戒感などから、来週も上値は限られるものと予想します。
(水島寒月)
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