新年あけましておめでとうございます。
今年がより一層、皆様の良い年になりますよう祈念いたします。
つい先月のメルマガにて「東証一部時価総額が670兆円にもなったのだから注意しましょう」などと書いていたら・・・、何と!僅か半月ちょっとで時価総額が700兆円になりました。
新年初日の日経平均株価が741円(3.26%)も上昇して始まった国内株式市場。凄いです。
振り返れば、2011年末のTOPIX終値が728.61ですから、この6年間で約2.55倍に値上がりしたことになります。
2000年代の利付国債10年物利回りは2002年と2010年に一時1%を下回った以降、2011年の年末に1%を切り0.980%となってから2017年末の0.045%を比較すれば約1/20になったということです。
これが何を意味するかと言えば、それまでの1%程度の利回りではデフレ環境が改善しなかった。2008年のリーマンショック以降に日本の成長率は1%を十分に下回っていたという事なのでしょう。
また、2000年代に入ってからは、一時的に2%を付けた2006年を除いて2%を越えたことはありません。
円ドル為替については、1998年からの約20年間は80円から130円のレンジに収まっており、概ね100円~110円を中心帯として動いていたことが分かります。
これらの動きを振り返るに、戦後1950年代からの成長段階が1990年のバブルで終焉し、日本は1990年代半ばから新たなステージ(低成長段階)に入っていた。そしてリーマンショック以降に、そのまた新たなステージに向けて動き始めており、今はその最中である、と定義することが出来そうです。
さて、このステージの後に新たな成長ステージが待っているのか?または経験したことの無いステージに入るのか?2020年前後が(なかなか具体的にはイメージ出来ないものの)何らかの転換点になるのだろうと感じています。
言い換えれば、2019年中頃までは現在のステージが続くと仮定した投資方針を継続すれば良いのか?・・・などと漠然と考え込んでいた年末年始でした。
(街のコンサルタント)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)
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