今週(11月13~17日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で284円62銭下落し(率にして1.3%の下落)、2万2396円80銭で取引を終えました。実に、10週ぶりの下落です。
週初から、前週までの急ピッチな上昇を受けた調整が続き、15日(水)まで前週から6日続落しました。6日続落は16年5月6日以来、1年半ぶりです。16日(木)は朝方に2万2000円を割り込んだことで、調整一巡感が浮上。アジアの株高も支援材料となり、終値は前日比322円80銭高となりました。週末の17日(金)も続伸し、一時上げ幅が400円を超えましたが、利益確定の売りが広がり、終値は前日比45円68銭高となりました。
個別の主要銘柄で週間の上昇率が高かったのは三井金(5706)。会社側が18年3月期通期の業績予想を上方修正したことが好感されました。
一方、下落率が大きかったのは、東洋エンジ(6330)、千代建(6366)などのエンジニアリング各社で、18年3月期上期が減益だったのが嫌気されました。
来週も荒っぽい動きが予想されますが、日経平均採用銘柄の予想PERは14倍台であり、国際比較でも、割高感はありません。
全体が落ち着く中、好業績銘柄を物色する動きが続くとみられます。
(水島寒月)
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