それにしても悲しい時代になったと感じることが増えました。
いじめを苦にした中高生の自殺のニュースや、大人でもハラスメントのニュースが増えています。それ以外にも常軌を逸したニュースも多々あります。
今世紀に入り、他国ほどでは無いにしても確かに格差は広がりましたし、将来への希望を語り合う機会も減っているようです。斜陽に喘ぐ日本で、いよいよ余裕が無くなってきたのか?
今まで隠れていたものが表面化してきていることもあるでしょうし、簡単にネットで繋がる子供達のいじめは陰湿化しているのでしょう。約32万件のいじめの実態が明らかになったとの報道がありましたが、大人が把握できた部分だけですから実態はこの数倍はあるのだと思います。
小学校高学年と中学生を合わせて大凡720万人です。強弱を含めて10名に1名がいじめに逢っていると仮定すれば約72万人。そのうち特に酷いものが1/10としても約7万人が常に危険な状態にあると推測できます。
それに対して、この子らのおじーちゃん世代が50年前の記憶を頼りに教育委員会で対策を議論している訳で、しかも現場での責任回避姿勢も踏まえれば、もう既に彼らに任せておくようでは間に合わないと言うのが正直な気持ちです。忖度しか出来ない文科省に任せておいては日本の貴重な子供達を失いかねません。
一刻も早く縦割り行政を見直し日本人総出で数少ない子供達を守らねばいけません。
さて話は変わりますが、毎年1~2回ほど自分なりの基本的な投資ポートフォリオを作り、その後の値動きを調べるなどでマーケットの方向性と自身の考え方を比較したり、投資に役立てたりなどをしています。
これを作っておくと目先の相場動向に振り回されて(影響を受けて)アチコチに目移りすることを抑える効果もありまして(苦笑)
先日久しぶりに検証しました。
その中の一つで、今年の2月に「割安株」と言う定義で20銘柄ほどを選んでおいたのがありますが、10月20日時点(約8か月間)の平均値で日経平均株価を約30%上回っていました。検証結果としては、概ねこの4月からの半年間にはバリュー銘柄の底上げがあったことが再確認できました。
ついでに2009年7月(リーマンショック後の安いころ)に作成したものを見返して驚きました。これも割安株のスクリーニングで作成していたものです。
その時に抽出した17銘柄の約8年間の値上がり合計が5倍以上にもなっていました。
もっとも、値上がりは2013年からが大半ですが、このデータによると、概ね等金額で100万円ずつ(約1,500万円)投資していたら今年の10月20日時点で8,400万円ほどになる計算結果でした。
この間の日経平均株価の上昇が約2倍であるのと比べても素晴らしいパフォーマンスと言えそうです。もちろん投資の達人なら、この間に10倍、20倍にも増やしている方が居るはずです。
なかでも3銘柄が10倍を超えており、1銘柄は20倍を超えていました。
20倍を超えた銘柄はアイケイ(2722)ですが、昨年までは目立った値動きはしていません。今年に入ってから急に物色され、この1年間で約10倍にも値上がりしたのです。ここ数年の業績が著しく伸びた辺りを評価されたものと思われますが、金余りも影響しつつ、時代の変化に対応できた会社の典型例ではないかと考えています。
釈迦に説法ですが、様々な投資をしてきた経験からも、投資対象が何であれ、まずは投資を始めるタイミングが一番大事と言うことです。始め良ければ終り良しと言われますが、なるほどその通りであることを実感します。
国内株式市場は9月中旬から連騰を重ね、日経平均は1か月半で3,000円も上昇しました。巷には年内23,000円とか年度末までに25,000円といった威勢の良い声が増えていますが、既に東証一部時価総額は660兆円にもなっています。買われるスピードも尋常ではありませんし。
個人的には23,000円を超えると言われても、ここからは率にして約2.7%ですから、このために敢えてリスクを増やしたいとは思えません。買わずに上がってしまっても、それはそれで良いかなと考えています。まだ割安銘柄は多々あるのでしょうが、余程のことが無い限り無理はしたくないと考えるところです。
十分に投資先を検討し、その上で買い付けるタイミングを計らねばいけません。
両方を同時に、そして安易に(思いつきで?)選んだ投資案件はかなりの確率で塩漬けになります(^^;)
(街のコンサルタント)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)
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