意味不明な選挙とは言え、衆院選と言う視聴率の取れるコンテンツにメディアが殺到しています。そのお蔭でモリカケ問題も、文科省の天下りも、政治資金不正や東芝問題、神戸製鋼問題までが埋もれてしまっています。平和な国です(苦笑)。
各党首が過去の言葉と整合性のないことを語りだしても、これと言ったコメントも無いままに、ただただ闇雲に各党首の言動を追っています(呆)
今回の解散・総選挙で得るものと言えば、左右入り混じって与党批判しか出来なかった連中の整理がついた、分かり易くなった、と言うことだと思います。折角の選挙ですから幾らかでも日本政治の質の改善に役立てばと期待しています。
そんな中で、株式市場が強いです。
9月上旬まではリスクオフの動きでしたが、ロケットマンの行動が鈍いと見るや9月11日からは何度も連騰し、あっという間に2015年の戻り高値を超えてきました。
とは言え、確かに海外市場との比較などでは割安と言われるものの東証一部時価総額は既に630兆円にも達しています。
個人的には以前から、日銀や公的などの買いによって下駄を履いていることもあり、まあザックリと600兆円半ば辺りを今回の相場の目処にしておこうか?・・・などと考えていましたが、もう間近です。
この600兆円台半ばと言う数字に明確な根拠があるわけでは無いですが、安倍首相が2020年のGDP目標を600兆円へと言っていましたし、1989年末の時価総額が約590兆円でしたから、何か目処が欲しいため、安易に600兆円+10%という基準を自分なりに作っている次第です(^^;)
昨今の企業収益の改善や上がらない市場金利、日銀の継続的な購入などを踏まえればTOPIXで1,800くらいまでは易々と行きそうな条件が揃っていましたが、北朝鮮問題などで9月までは足踏みが続いていました。その反動と言いますか、NYに連れ高していると言うことなのでしょうか。
TOPIX1,800と言えば時価総額は675兆円ですから、5年前の250兆円とは隔世の感があります。
それにしても市場エネルギーが凄いです。何かプラス材料が出ればストップ高。それがマイナス材料なら売りが殺到・・・ですから、安易な売買判断が出来ません。
春頃からは「どこそこのファンドが買っているから上がりますよ。」と言った怪情報?(笑)を教えていただくことが増えました。
見ていると、業績もイマイチの会社の株価が急騰したり下落したりと、意図的な操作を感じる銘柄が増えています。ここでは書けませんが、そのような疑いを持てる具体的な事例もありますので、まあ、金余りの時代でもありますから今後はもっと増えてくるのではないでしょうか?
相場操縦で行政処分を受けた証券会社も出てきていますが、氷山の一角と言うことなのでしょう。
読者の皆様にもご経験があると思いますが、「何処かが買っているから上がる」と言う風の証券会社からの情報って殆ど当てにならないですよね。証券会社の営業員個人にまで流れ着いてくる早耳情報なんて、もう最後の最後ですから(笑)。
そのうち3,4回も売買すればどれかに捉まって大損しますよね。良く分からない投資対象には近づいてはいけません。気を付けてください。
最近は山本さん達が主催している「みんなの運用会議」が気になっています。この相場はちゃんと勉強しないと酷い目に逢いそうですから、参加できそうな機会があればいいなぁ、などと思案する今日この頃です。
(街のコンサルタント)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)
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