今週(10月2~6日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で334円43銭上昇し(率にして1.6%の上昇)、2万690円71銭で取引を終えました。4週連続の上昇です。
2日(月)から6日(金)まで5日間続伸しましたが、これは今年初めて。16年12月16日までの9日続伸以来の連騰となりました。
米国の堅調な景気を背景とする株高、為替相場での円安の進行などが支えとなりました。
5日の騰落レシオ(東証1部、25日移動平均)は119.61ですから、やや過熱感がうかがえます。
5日(木)はさすがに高値警戒感から国内の機関投資家中心に利益確定売りが目立ち、東証1部の売買代金は概算で1兆9940億円と9月11日以来、約3週間ぶりに2兆円割れとなりました。
米国、中国の景気は拡大基調が続いていますが、国内景気の拡大も8月で57カ月間となり、1965年から70年までの「いざなぎ景気」に長さで並びました。
来週の株式相場も内外の景気回復を支えに底堅い展開が続きそうです。
今晩(6日)発表の米国の9月の雇用統計では、賃金の上昇がどの程度となるかが注目されます。
(水島寒月)
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