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 先週からはいよいよ物騒な話が増えてきています。

 「核ミサイルを何時でも打ち込むぞ!」と威嚇する為政者が近所に居るという危険な状況を認識せねばいけない訳ですが、今までは平和に生活出来てしまっているために、欧州のように陸続きにテロリストが入り込んで来たりISが攻め込んでくるのとは、肌感覚が無い故に、別次元の気味悪さがあります。


 個人投資家として大事なことは、何があっても耐えられる投資方針、資金配分、ポートフォリオで臨むという事なのでしょう。
 私も8月下旬には「妙に上がるな?」と違和感があった銘柄の一部を売却するなどで少しキャッシュを増やしていました。この先、上がるか下がるか分かりませんから、まずは無理の無いようにと心掛けています。


 4月頃に「こども保険の議論が出てきたことはとても良い事」と書いたところ、読者から「保険より国債の方が良いではないか」とのコメントを頂きました。
(編集部注:コラム「こども保険」」http://www.okuchika.net/?eid=7005 )

 メルマガの主旨としては、これらの議論が出てきたこと自体が良かったと言う意味で書きました。予算の使い道の見直しに繋がると言う期待を述べたつもりでしたから、実際のところ、保険も国債もどちらも安易に導入するのは良いとは考えていません。

 確かに、保険より国債の方が現時点では負担が無いので良いと言うご意見なのでしょうが、これにつきましては様々なご意見もあろうかと思われます。
 小職としては、そもそもの無駄遣いについて検証をせず、保険でも国債でも、まずは負担増のアドバルーンを揚げてしまえと言う、国民軽視の行政やメディアの姿勢に対する批判でもありました。

 高等教育無償化(大学などの学費無料化)により教育水準が向上し、生産性が上がることで税収増も期待できる・・・と、聞こえは良いですが「風が吹けば桶屋が儲かる」式の屁理屈ですよね。

 全国には大学だけで750以上(30年前は約500程度)もあり、そのうち1/3は名前だけ書ければ受かるような大学と言われます。それらの大半はここ数十年の間に地方自治体(地元議員)が中心となって「オラガ村にも大学をと」誘致、設立(=バラマキ)した学校であると聞いていますが、それらの授業料を無料にすれば学力が向上するのでしょうか?下手をすれば簡単な分数計算すら出来ない連中が余計に遊ぶだけではないのか?と感じます(笑)

 もちろん、経済的な理由で高校や大学に行けない一部の学生には朗報ですが、その他多数については単なる(文科省や国交省利権に繋がる)バラマキです。

 福祉や公共工事、農業政策のバラマキに限界が出てきている中で、品の無い族議員が新たなネタ(利益誘導)探しに奔走している様子が目に浮かびます。いつ総選挙があるか分からない不安があるからでしょうが、オマケに、この時とばかりに各省庁からも意味不明の予算案が追加されています。呆れたものです。

 勉強したいのに学校に行けないと言う、本当に貴重な学生には現在の支援方法(制度)を見直すことが優先するはずで、バラマキとは区別せねばいけません。注意しないとまたまた下品なゴキブリやシロアリに騙されます。下品な連中に人事権を握られた役人もこれに逆らえず、下手をすると結託して利権造りに励みます。忖度して便宜を図る替わりに利権を造らせてもらう毎度の構図です。

 これが拗(こじ)れたのが加計問題で、ギヴ&テイクのバランスが崩れた好例でしょう。これを最強の視聴率コンテンツと見出したのがマスメディアで、たかがこんな問題で政権交代を叫んでいるのが「全く頼れない」野党連中です(苦笑)。余談ですが、森友問題は官邸の気の緩みと役人の忖度が生んだ詐欺被害だったようです。

 そうこうしているうちに文科省の無節操な天下り問題はメディアから消えました。霞が関が抑え込んでいるのでしょう。
 そしてギャル好きの元次官(シロアリ)が身を挺してゴキブリに反撃したのか?本質は知りませんが、文科省・・・ここも腐った族議員に噛みつかれつつ焼け太りを狙う情けない省庁です。そういえば、東京11区を選挙区とする下村〇〇とかいう腐った族議員もメディアに出なくなりました。


 国の本丸がこれでは北朝鮮のミサイルどころではありません。日々世界中で発生している悲惨なテロや数百万人単位の難民問題、拷問や拉致被害など深刻な問題が多発していますが、そんな中にあってさえノー天気な利権争い・・・これで日本は大丈夫か?と言う気持ちも海外投資への背中を押します。

 高等教育無償化などより、まずは大胆な子育て支援策や中学校までの給食無料化、硬直化した補助金の見直し、社会保障費の見直しなど、バラ撒くより先にやることは幾らでもあります。反対に高等教育費の無駄の見直し議論も出てきているほどです。


 さて、一連の北朝鮮騒ぎで円高になったところは海外投資のチャンスかも知れませんし、加えて、これからは不穏な混乱が増えると嗅ぎ取っているからこそ(保険として)金価格も底堅くなっているのか?などと考えている次第です。


(街のコンサルタント)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)