有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。
=コラム「バーゲン続きの日本株市場は宝が転がっている」=
(有料メルマガ第391回・2016/7/26配信号)
※注 2016年7月現在の内容ですので留意下さい。
【前略】
著名人が他界されると、過去の映像などがテレビで特集されます。その映像を見たり、近くに住んでいる自分より10歳くらい年上の先輩たちの生活ぶりを見ていると元気で健康を維持して、海外旅行などにでかけられるのも75歳くらいまでかなと感じるようになってきました。
いくら使えるお金があっても、有効に使えなければ意味がありません。そんなことも考えて62歳の現在から75歳までの間に、株価が大きく上げてキャピタル・ゲインをたっぷりと稼げそうな企業。または確実に利益を稼げる事業を行っており、株主還元も充分行っている配当利回りや、配当優待利回りが高い企業。このような企業をポートフォリオに増やしたいと考えて、企業研究を続けています。
いままでは過去に稼いだ資金でバランス・シートの中に現金性資産を大量に積み上げている企業や歴史が古いので所有する土地(=特に賃貸不動産)の含み益が大きい企業の株を、投資していて安心できる割安な企業として選んできました。
研究銘柄にする企業や、コラムで取り上げる企業なども、投資して安心できる資産の割安企業で、利益も着実に稼いで(=PERが9倍未満であることなど)、配当性向も充分に高い企業を主に選んできました。
このような企業の株のことを、お財布の中に20000円の現金が入っているのに、販売価格が5000円のお財布(=株)などと表現してきました。このような保有する資産の価値から考えて、異常なほど株価が安い企業が、いまの日本市場にはゴロゴロしています。
ただファイナンス論の世界では、現金は、現金のままで保有していても利益(=利息)をほとんど生み出さないので、価値が低い資産であるとみなされています。
特にマイナス金利の日本においては、お金のままで金庫にしまっていたり、預貯金をしていても、利息は生まれてきません。
マイナス金利になってから、利益を生み出す設備などの資産のほうが現金性資産より価値がはるかに高いのではないかと考えることが多くなりました。
そこで、自分自身の資金運用を思い返すと、現・預金は評価せずに、ワンルームマンションとか、株などの資産に投資をすることで利益を稼いできています。
それなのに、投資する企業に関しては利益を生み出す源泉である設備はあまり評価せず、現金性資産を重視するという傾向が、間違いなくありました。
これはシャープや多くの破綻した企業は、利益を生み出さない設備投資を行って、資金繰りに詰まって破綻しているので、設備投資が本当に利益を生み続けることができる優良な設備なのかどうかを見極める努力を劣後させていたと反省せざるをえませんでした。
私が高く評価していた資産は、土地のように近隣公示地・基準地の価格を参考に時価を推定できるもの。そして有価証券報告書で、簿価と時価を開示して含み益が確認できるようになっている賃貸不動産だけだった。そのように自己評価しています。
【中略】
ファイナンス論などで考えると、モノ(=企業)の価値は、そのモノ(=企業)が生み出す将来のキャッシュ・フローの総和であると考えられています。将来お金を生み出すものに投資されてこそ価値があると考えられているのです。
資金繰りが詰まれば企業は倒産するので、全てのお金を製造設備などに投資することはできません。しかし現金で眠らせておくだけでは能が無いと判断されるわけです。
そのようなファイナンス論的な見方からすると、電力会社は絶対に売れる電力という商品を作り出すという効率的な投資を着実に行う価値が高い企業ということになります。
このような優良な設備を持つ企業も、今後は研究銘柄として取り上げていこうと考えています。
このような優良な設備(=発電所、立地の良い大都会の中心部に建設された賃貸不動産)を持つ企業のことを、『お財布の中に10万円のおカネを印刷する印刷機が入っているのに、販売価格が5000円のお財布(=株)』などと表現していこうと思います。
【後略】
経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎
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また、コラムでは、「長く投資すると貰える優待の金額がアップするランクアップ優待銘柄の株価の動きをチェックして、今後の銘柄選択の参考にする。そんなことを考えながら銘柄選択をしています。」と題し、昨年春に特別号として配信した11の長期保有優遇株主優待制度を持つ銘柄を検証し、その優位性を考察しています。
さらに、現時点で割安だと感じる長期保有優遇株主優待制度のある5銘柄を、研究銘柄候補として取り上げています。
加えて、割安で魅力的な企業を3銘柄ピックアップしています。
金曜日までにご購読の方へは、もれなく最新号を差し上げます。
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【2016研究銘柄パフォーマンストップ3】
1月12日~11月22日配信分 全45銘柄 12月16日現在
1位 エージーピー(9377)+233.33% 3月29日配信
2位 エージーピー(9377)+213.68% 8月9日配信※
3位 東京ラヂエーター製造(7235) +117.09% 7月5日配信
※この銘柄は2回配信しました。
パフォーマンス分布
+100%以上 3銘柄
+50%~100% 2銘柄
+25%~50% 14銘柄
+10%~25% 15銘柄
0~10% 8銘柄
0%以下 3銘柄
42勝3敗となりました。なお、配当・優待は加算しておりません。
有料メルマガは週1回・火曜日配信です。
詳細は http://www.iforum.jp/magazine.htm をご参照下さい。
過去サンプル(研究銘柄)
銘柄研究 帝国電機製作所(6333)http://okuchika.jugem.jp/?eid=5007
銘柄研究 わらべや日洋(2918) http://okuchika.jugem.jp/?eid=4234
銘柄研究 ミライアル(4238) http://okuchika.jugem.jp/?eid=4244
過去サンプル(コラム)
増益修正や増配発表企業の株価が下落するのはチャンス(2017/02/28)
http://okuchika.net/?eid=6894
安心できる企業の株でポートフォリオの再構築したい(2017/01/10)
http://okuchika.net/?eid=6789
割安企業を選んで分散投資を行えばリバウンド相場で大きく稼げる
(2016/12/27)
http://okuchika.net/?eid=6776
現代の錬金術である株式投資を使って、老後の生活を少しでも豊かにしよう
とするための心得(2012/11/06)
http://okuchika.jugem.jp/?eid=4235
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