ここ数か月で、外資系の運用会社の方々や、流行りのフィンテック業界の方々と意見交換をする機会が多くありました。
意見交換をする中で、必ず日本の課題として出てくるのが
「金融リテールの中での良質なアドバイザーの不在」
についてです。
弊社が行っているような
・顧客の要望、ライフプランをヒアリングして
・適切なポートフォリオを構築して
・ポートフォリオの維持管理を行う
というのが、資産運用の王道でもあり、常識なのですが、日本でその常識を顧客に伝えるべきアドバイザーがいない
というのが、長い間日本で個人の資産運用が行われない主たる理由の一つになります。
従って、外資系運用会社の商品やフィンテックで提供される商品が、いかに素晴らしくても、個人の投資家まで適切にその情報を届けてくれるアドバイザーがいないので、結果として個人投資家の資産運用が上手くいかないという構図になっています。
今週も、私の知り合いの方から
「88歳と高齢の女性にお会いしたら、いつの間にか金融資産を全て証券会社のラップファンド(手数料が非常に高い)に預けられていて困った」
という話を聞きました。
88歳の女性が、高い手数料まで払って積極的に資産運用を行う必然性が乏しいにもかかわらず、実際の現場ではこのような状況です。
米国でも1980年代から、顧客の方向を向いた適切なアドバイザーが出てきて、30年かけて広がっていったと聞いていますから、日本でもこの10年程度で業界が大きく変化して私たちのようなアドバイザーが支持されていくのではないかと、期待をもって今後も活動していきます。
株式会社マネーライフプランニング
代表取締役 小屋 洋一
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