いつの間にこんなに上がったの?と言われそうな山王(3441)株の急騰、その後の乱高下です。
年始はまだ500円台で推移していた山王の株価がいきなりストップ高となったのは1月13日。金属複合水素透過膜に関して東工大との特許出願が伝えられたことが契機となったのですが、同社株はその後、5日連続のストップ高を演じました。
すさまじい勢いでの急騰劇についていけた投資家は限られているかと思いますが、その山王株を取り上げたのが先般、本コラムで新たに登場した情熱投資家の相川伸夫氏。彼は次回の本コラムでの執筆に向け、密かに活動中だそうです。
何を取り上げてくれるか今から楽しみです。
さて、1月20日に山王株は一時1940円の高値まであり、時価総額は89.6億円という水準となりました。終値は一転してストップ安の1390円。時価総額は64.2億円です。
出来高は異常で665万株を超えました。2日間の合計では1236万株。発行済み株式数500万株の約2.5倍です。
今後の株価推移は不透明ながら、同社の金属複合水素透過膜は私もお台場で見てきましたので確かにこれが普及したら大変なことになるに違いないとは思ったのですが、ビジネスはまだ収益に貢献できるだけの具体化材料が見られない中での株価急騰が意味するものが理解できず、戸惑いを感じています。
実際に山王への業績貢献が具体化するタイミングが見えない中で株価は先走っているとしか言いようがありません。
それにしても相川氏はすごい銘柄を掘り当てたものです。
(炎)
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