=情熱投資家活躍の時代 ~新執筆者相川伸夫氏の紹介~
全体相場は典型的な過剰流動性相場の様相を呈しはじめています。
どちらかと言うと物色人気は銀行株や商社株などの流動性の高い銘柄に偏っているようです。
先週あたりはこれまで上場来、穏健に推移してきた日本郵政(6178)やそのグループ企業2社(ゆうちょ銀行、かんぽ生命)の株価が堅調に推移している点が特徴的です。
でもこうした銘柄では面白くない。
先週躍り出た地味な自動車エンジンの部品メーカーである筈の安永(7271)が500円台の株価から2週間で3100円と6倍にもなりました。背景はリチウムイオン電池の製造に関する新技術開発の発表が11月22日にあったことです。この技術で同電池の寿命が12倍以上に向上するというのです。
市場はこの手の材料には敏感です。
かつては日本マイクロニクス(6871)が量子電池の開発という材料で株価が急騰しましたが、市場には技術志向の中小型銘柄が開発した製品に高い関心を示しています。
今後の銘柄研究もこのあたりが大いに参考になるのではないでしょうか。
既に来年に向けた個別銘柄の物色をなさっている投資家の皆さんも多いかと思いますが、今月は期待に反して株価が低迷している含み損銘柄を損金確定させて新たな年を迎える準備をなさっている皆さんも多いかと思います。
私の知人もそうした対応をしているようですが、含み損銘柄より含み益銘柄が多く贅沢な悩みを抱えているようでもあります。
全体相場の強さは年明けに向けますます強まるのか、今年と同様に年明けあたりからがらっとまた変わるのか読み切れないところですが、指数の強さよりも個別株の指数以上の強さにつながることを夢見て銘柄探しをされている億の近道の読者の皆さんにお役に立てられればと思い、本日から新たな執筆者に熱く語って頂くことに致しました。
この方は実に素晴らしい個人投資家としての活動をされています。
とても研究熱心で、自ら積極的に企業にアプローチして内容を確認した上で投資をされています。
2016年もあと1か月を切って参りました。
月曜「億の近道」2016年のラストスパートは2017年のスタートに向けた多くのメッセージを読者の皆様にお届けすること。情熱ある投資家の時代を担う新執筆者、相川伸夫氏の熱き語りかけに大いに刺激を受けて頂ければ幸いです。
(炎)
※編集部注:相川氏は今後不定期に登場していただく予定です。
積極的な投資家が実在することをぜひ感じ取っていただき、
ご自身の投資哲学の参考となれば幸いです。
『…上がる株を買いたいから上がる株の情報だけを教えて欲しい!!』
他者からの情報のみで売買をするならそれは投資家ではない。
パチスロ雑誌や競馬雑誌を読んで自分の資金を掛けているギャンブラーに過ぎない…。
お初にお目に掛かりますm(_ _)m
『どこまでも熱くエネルギッシュに!』を信条に活動させて頂いている情熱投資家の相川伸夫と申します。
ちょっとした縁が重なり、こちらに執筆させて頂けることになりました。
現役の『サラリーマン』兼『投資家』です。
きっと、『貴方』と同じです。
今期売上予想68億円、経常利益見込み1億円、時価総額23億円の創業60年の老舗メッキ会社、山王(3441)という会社がこれからエネルギー産業革命を起こそうとしている話を取り上げたいと思います。
ただ、それを取り上げる前にみなさんに質問です。
どのくらいの意気込みで投資をなされていますか?
遊びレベル?
趣味レベル?
バイトレベル?
仕事レベル?
有り難いことに、自分に株式をぜひ教えて欲しいと言って頂ける方々がいます。
その方々に色々な話をする前に必ず訊くことにしている質問です。
質問に対してやる気のあるみなさんは大体『仕事(バイト)レベルです』と答えてくれます。
しかし、いざ日々の行動を見ていれば大概の方は趣味(遊び)レベルです。
別に趣味(遊び)レベルがいけないのではありません。
自分の行動と認識のギャップに気付いていないことにこそマズさ(危険)があります。
◎遊び…気が向いた時に株価や情報をチェックし、気が向いた時に売買をする
◎趣味…週に一回程度株価や情報をチェックして売買をする
◎バイト…毎日株価をチェックし、自分の保有している銘柄の情報を仕入れる努力をする
◎仕事…株価や出来高などを毎日チェックし、全体の市況に関する情報(新聞やまとめ)を毎朝手に入れ、保有(新規購入)する銘柄についての情報を積極的に手に入れる努力(掲示板や会社への問い合わせ、投資家説明会や株主総会への出席)をする
『自分は仕事レベルで投資をしている!』と答えられる方々。
◎この一年以内に株主総会やセミナーへ行かれましたか?
◎会社に電話やメールで決算についてやIRに関して問い合わせたりしていますか?
◎自分のイチオシ銘柄のことを友達や知人に熱く根拠を示して語れていますか?
尺度は人それぞれであり、上記は私の尺度の話です。
どのスタンスでやられても良い。
ギャンブル感覚でやるのも楽しいものです(笑)
でも、折角ならトコトン突き詰めるのもあり!!
『人口が増え続けていくこの世界の流れを見つめる』
『お金の本質とは何か向き合う。』
情報が溢れる社会だからこそ情報を精査する眼力と知見を養い、これだと感じた企業に投資する!
その道こそが『億の近道』に繋がるものだと確信しておりますm(_ _)m
さて、そんな億の近道に繋がっているかもしれないアツい企業の話を一つ。
日本は世界一水素に関する研究が進んでいると言われているのをご存知だろうか?
我が国の出しているロードマップによると水素関連市場は2030年には1兆円、世界規模では38兆円もの巨大産業になるといわれている。
水素利用に関してはまだまだクリアしなくてはならない課題が多く、その一つに水素透過膜のコストと耐久性、透過性の難題がある。
この山王という企業が国のシーズ支援プログラムにより産総研との研究で取得した特許-『めっき技術を用いた水素透過膜』はそのコストの大幅な低価格化と耐久性及び水素透過性能の飛躍を可能としている。
もしかすると高コストで中々普及の進まなかった水素インフラを切り開く救世主となりえるのかもしれない。
今月の12月8日(木)~12月10日(土)東京ビッグサイトで開かれるエコプロ2016に出展することになっている。興味のある方はぜひ眼で見て判断して頂きたい。
…この技術は青色LEDの発明特許に通ずる部分があると私個人は感じています。
また機会がありましたら、今度はもっと具体的な中身の話をしたいと思います(笑)。
それではまた。
『全力全開全力前進!!!』
(相川伸夫)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
-
まやかしの株高
-
一覧へ
-
■株価停滞がチャンス?業態では日本一で、好調な業績とビジネスモデル、低PBRで高自己資本比率、自社株買いと人気IPO株保有の優待企業を研究!!石川臨太郎の有料メルマガ、好評配信中!!■
コメント
コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。