今週(10月24~28日)の国内株式相場は、日経平均株価が週間で261円82銭上昇し、1万7446円41銭で取引を終えました。
米大統領選での民主党のクリントン候補の優勢、為替円安、国内企業の下方修正懸念の後退などを背景に、日本株は堅調に推移。28日には、円相場は1ドル=105円前半と3カ月ぶりの円安・ドル高水準となり、日経平均株価も4月22日以来、半年ぶりの高値を回復しました。
東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は139.26まで上昇、短期的には過熱感が生じています。
為替も円安傾向がそのまま継続するとは思えません。基本的には、当面1ドル=100円~105円のレンジでの推移を想定しています。
本日夜には米国の16年7~9月期GDPの発表も控えており、これらの経済指標も確認したいと思います。
ただ、エイコーエプソン(6724)、オムロン(6645)などが相次いで、10~12月期以降の為替レートの想定を、1ドル=100円としています。上記の1ドル=100円~105円のレンジで推移しても、やや業績の上振れ余地は生じるわけで、株価の下支え要因になるものとみられます。
(水島寒月)
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