今週(10月3~7日)の国内株式相場は、日経平均株価が週間で410円25銭(2.5%)上昇し、1万6860円09銭で取引を終えました。
ドイツ銀行を巡る懸念がやや後退したことに加え、米連邦準備理事会(FRB)による年内の利上げ観測の高まりなどから、外為市場で円安・ドル高が進行。輸出関連株を中心に堅調な相場展開となりました。
先週、「原油市況の一本調子の上昇は難しい」と申し上げましたが、原油価格もWTIで一時50ドル/バレルに乗せる動きとなりました。
本日は、米国で9月の雇用統計が発表される見通しです。市場予想の中心は、非農業部門雇用者数が前月比で17万人の増加となっています。これが上振れするようであれば、円安・ドル高傾向がさらに強まるものと予想します。
一方、大きく下回るようであれば、期待が先行しただけに、円高・株安に振れるのはやむなしといったところでしょうか。
(水島寒月)
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