今週(9月12~16日)の国内株式相場は、日経平均株価が週間で446円47銭(2.6%)下落し、1万6519円29銭で取引を終えました。
週初から米連邦準備理事会(FRB)の利上げ観測が高まり、市場ではリスクオフの流れが強まりました。日銀のマイナス金利の深掘り観測なども高まり、銀行株も売られる局面がありました。
こうしたなか個別では、米アップルのスマートフォン「iPhone」の新モデルの予約が好調と伝えられたことで、部品を供給するアルプス(6770)が 買われた他、三菱商事(8058)がTOBにより子会社化するとの報道で、ローソン(2651)も買いを集めました(16日にTOBを正式に発表)。
来週は、20~12日に開催される日銀の金融政策決定会合、連邦公開市場委員会(FOMC)に注目が集まります。
筆者は、ともに金融政策の変更はないものと予想しますが、いかがでしょう。
むしろ、米大統領選で、クリントン民主党候補の健康問題がクローズアップされたことに注目しています。
以前から、米国を詳しく知る知人から、「ヒラリー・クリントンに弱点があるとすれば、それは健康問題だ」と聞かされていましたが、早くもそれが争点に浮 上しました。もし、トランプ共和党候補が大統領になったら…。市場では、そんなシミュレーションが話題を集めるものと思います。
(水島寒月)
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