ぱわふるとなかい のコメント

ある老人がいました。その老人が歩いていると、自分の知らない子どもが泣いていました。その子どもは目の前にあるお店で売っているアイスを食べたかったのです。お金に余裕がある老人は、その子どもが可哀相だったので、アイスを買ってあげました。見返りは何も求めません。子どもは笑顔になりました。

さて、この行為をどう捉えるでしょうか。老人の行為を評価するものもいます。否定するものもいます。それぞれが理由をもって議論をしています。その理由自体をそれぞれが深く考えることこそ、大切でしょうね。

こうした寓話を「粋だ」「素直に格好いい」と思う人もいれば、老人の知人のためにこそお金を使うべきだと考える人もいれば、その子の今後の考え方や態度に影響すると思う人も、本来は親がすべきだったと観察する人もいれば、泣かせておいて将来自分で仕事して買うまで待てと批判する人もいるでしょう。

その妥当性を物語じゃなく、現実的な課題として取らえる場合、何が妥当な考えかを突き詰めていく必要があります。答はひとつじゃないよね。正論なんてない。でも社会的道義性を考えていく上では、いくつかの妥当な論点が像を結ぶと思います。

No.21 101ヶ月前

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