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 都民がそこそこ無難な都政継続を望むなら増田氏が、変化を求めるなら小池氏が選ばれるだろうと考えていましたが、ほぼ想定通り小池氏が勝ちました。都民は現状のままではダメだと判断した訳です。

 鳥越氏も健闘しましたが、やはり少なくともオリンピック開催までのハード過ぎる4年間を託すには不安があると感じられたからでしょう。止むを得ない結果と思います。


 小池新知事には、まずは可能なところから都行政に関する開示をドンドンと進めて頂きたいと思います。開示こそが正常化への王道です。
 抵抗勢力は様々な場面で邪魔をするでしょうが、何よりも民意こそが力の源泉です。民意が付いているとなれば政治家は逆らえません。寝返る者も出てくるでしょう。小池氏一人で大変なら増田氏や鳥越氏を都の要職に迎え入れても面白いと思います。
 国家並みの規模を持つ自治体なのですから知事一人に頼らず複数の陣容で改革を進めては如何でしょうか。まあ・・・、好き嫌いもあるでしょうが(^^;)

 トルコのエルドアン大統領では無いですが、既得権グループが弱体化したこの好機を逃さず、一気呵成に攻めていくべきと思います(^^)


 何度も申し上げている通り、国会が腐っている(改革が進まない)のはそれを支える地方議会が腐っているからです。急がば回れと言いますが、まずは最大自 治体である東京都議会と行政の改革が叶うなら、それが地方に波及することで全国規模での規制緩和や構造改革を進めることが可能になると考えています。面白 くなってきました。


 さて、個別銘柄の決算発表の度に、若干でもサプライズの内容が含まれていると1秒の間も無く株価が乱高下するシステム博打相場にも慣れてきましたが、良く見れば表面的な数値や記述に反応しているだけのケースがままあります。
 この四半期決算については円高や原油高を背景とした下方修正などが目立ちますが、今回はこれで目先の材料が出尽くしたか否かを研究する機会にしようと考えています。

 悪い内容なら集中的に売られて一気に株価に織り込まれますので、今年後半から回復する芽があるあるなら絶好の拾い場になると思われるからです。


 今回の都議選は外から見れば「盤石であったはずの政権に一部綻びが見えた」選挙だったのではないでしょうか。恐らく当面は改憲など進められる余裕は無 く、暫くは経済対策でゴキブリ仲間の抵抗を抑えつつ、規制緩和などを取り混ぜて民意を取り込む政策を執るのではないでしょうか。

 ちょっと期待しています。


(街のコンサルタント)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)