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有料メルマガライブラリから(195)忍耐力の訓練だと覚悟を決め、相場と向き合うことが投資力を鍛える

2016/08/03 12:36 投稿

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 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を再編集して毎週掲載いたします。自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。


=「忍耐力の訓練だと覚悟を決め、相場と向き合うことが投資力を鍛える」=
  (有料メルマガ第368回・2016/2/16配信号)


※注 2016年2月現在の内容ですので留意下さい。


【前略】

 普段から投資環境が著しく悪化した場合にも、冷静に投資判断を行うためにセーフティー・ネットを準備していくことが必要だと考えています。

 一番重要なのは、株式投資で損をしたために生活費が不足するような事態を招かないことです。生活に必要な資金まで株式投資につぎ込むのは愚の骨頂です。

 私の家計は専業投資家として、年金と賃貸不動産の家賃、投資している株の配当収入や優待に生活費を依存する、生活設計モデルとなっています。60歳になってからの私設年金の収入は本当に強い心の支えになってくれています。

【中略】

 しかし財務内容の強さや、収益力の安定性と強さ、含み資産の状況などを確認しながら買ってきた企業がほとんどなので、株価の下落はじっと我慢してホールドを続けています。

【中略】

 このような生活費などを確保するための投資銘柄は、経済戦争における兵站銘柄だと考えて投資しています。このような兵站銘柄は、いま現在の生活費を確保することも目的としているので、株価が下がったり、横ばいを続けていてもホールドしたままで投資を続けるスタンスです。

 兵站銘柄としては時価総額に比べ保有する金融資産や含み益の大きな賃貸不動産を大量に持っている、所有する資産から見て時価総額が安い銘柄のうちから、配当利回りや配当優待利回りが、その時の他の銘柄の利回りより高いものを選んでいます。

 つまり兵站銘柄はその銘柄に投資した時すでに資産背景的に見て充分割安なところまで株価が下がっているので投資を実行したわけです。そこから更に株価が下がっても、配当利回りの高さや資産背景を自分が投資し続ける気力の支えと考えて、じっと我慢をするわけです。

 景気にはサイクルがあり、景気がいずれ回復するなら、株価も戻るであろう。そんな中長期の時間軸でおこなう気長なスタンスの投資です。


 しかし、なんらかの株価上昇の触媒(=カタリスト)が発生し、株価上昇により配当や優待の数年分のインカム・ゲイン分の利益をキャピタル・ゲインで一気 に得られる状況となったときは、売却してインカム・ゲインではなくキャピタル・ゲインで利益を確定することも行ないます。

 投資環境が悪化して株価が反発することもなく下落していくときが起こる時があります。いまの日本株の下落の状況は2008年に似ていると指摘する投資家もでています。

【中略】

 相場は時に、大きく行きすぎます。今回で言えば下げすぎることも起きます。もちろん、いままでの日本株が中国株と同様にバブル化しており、そのバブルが 崩壊したならば、なかなかリバウンドするまで時間がかかるでしょう。しかし日本株のほとんどはバブル化していなかったと、いまでも私は考えています。

【中略】

 私が株にだけ資金を投下しないで賃貸不動産や私設年金などに資金を分散で投下してきたのは兵站を確保するという意味を持っている行動です。つまり投資環 境が悪化しても株をバーゲン価格で投げ売りしないで、何年でも籠城できるというセーフティ・ネットを構築してきたということです。


 戦略、戦術、兵站を主な研究領域としており、研究業績としては軍事学の方法論を著したアントワーヌ=アンリ・ジョミニは戦争の理論を構成する三つの要素として戦略と戦術に並んで兵站を位置づけています。


【中略】

 兵站は、武力を使う国家間の軍事理論においても補助的なものではなく、むしろ主要な地位を占めるものであり、それは軍事作戦の遂行を基礎付けるものです。

 格言に「戦争のプロは兵站を語り、戦争の素人は戦略を語る」というものがあるのですが、この格言は兵站の重要性を端的に強調したものです。私は株式投資という経済戦争においても、兵站の重要性は同様だと考えています。


【後略】


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


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 また、コラムでは、「直近の決算短信が発表されて、業績が良いと考えた企業の株価が大きく下落してしまう状況がよく起こります。焦らずに、より安く投資 したいので、買いたい企業の株価の動きを睨みつつ、タイミングを待つ我慢の時が続きます。」と題し、具体的な銘柄を挙げつつ、割安な銘柄でもさらに下落の 可能性をはらむので、よく状況を見極め、時には我慢も必要だという投資行動を提言しています。

 さらに、直近の決算発表で注目する4銘柄を取り上げています。

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