100人の投資家がいるとして株式売買で大儲けする方は限定されていて、損する方が多い。簡単な株の売買のツボを実践するのは、とても難しいのです。
難しいけれど、それを乗り越えて資産形成に励む「億の近道」に集う読者の皆さんは一歩一歩卓越した投資家になって頂いているものと思います。
ところで皆さんが日頃関心を持たれている株式相場は様々な要因で変動を続けます。日経平均は選択された225銘柄の平均株価であり、TOPIXとともに日本株の代表的な指数です。全体相場の動向を示していて指数自体が先物として取引されています。
ですから一般的に日本株を象徴した指数としてメディアが日々取り上げてくれますので株価の動向に関心をお寄せの皆さんもまずはこれらの指数を見ることになります。
先週の日経平均は安値15395.98円。直近の5月31日高値17251.36円(消費税凍結相場)から10.8%の下落した水準となってきました。
英国のEU離脱を問う国民投票が23日に接近し、買い手控えられている中で為替が円高に進み、1ドル=103円台をつけるに至っています。
こうした円高基調の為替相場を横目に見切り売りが断続的に出ており、相場の基調は弱いまま推移しています。
週末の終値は安値から少し反転し15599.66円。
2月安値14865.77円に対し一応の2番底形成だとみなせば、多少は気持ちも落ち着きます。
23日の結果待ちながら、結果離脱となって、そこから更に売られてもそこで悪材料は出尽くしとなる可能性があります。こうした局面で投げ相場にお付き合 いする短期投資家もいますが、それでこの相場が形成されていますので、残り3日間の相場を過度に悲観視するよりは、前向きにこうした局面で買える銘柄探し をすべきではないかと思いますが、皆さんのお考えはいかがでしょうか。
もし、この局面で買うこと自体は完全に成功するとは言い切れません。英国が本当にEU離脱となった場合の影響は未知数で、様々な観測が流れていてマクロ 経済や株式市場へのマイナスの影響も予想されます。ですから、この局面での投資はリスクもありますが、個々の銘柄ごとに見ると全体相場の調整で信用取引の 投げが出るなど本来の価値を逸脱した値動きが見られますので選定を誤らない限りはチャンスが来ていると見られます。
リスク分散では銘柄分散のほか時間分散というやり方があり、20日から23日のEU離脱の結果が出る局面と結果が出た局面での分散投資を行う段階に来ているものと思われます。
もしこの局面で買うなら皆さんはどの銘柄になさいますか?
一杯あり過ぎて目移りされるのかも知れません。
流動性重視でいくか企業価値で選定するか、ここは思案のしどころです。
【炎がセレクトするこの局面で買いたい銘柄】
1)テノックス(1905)680円
言わずと知れたバリュー株でこのところの流動性高まる。
PER4.7倍、PBR0.47倍、配当利回り4.26%。
配当利回りは配当性向20%の前提。30%だと6%台も想定可能です。
この水準でなぜ売るのか。臆病な株主が多いのかも知れません。
下値に並んだ買いに売りがぶつかり週末の出来高は5万株以上に増加。
800円までついての調整で見事な買い場到来と見るか私の目に狂いがなければ、その確率は高いと感じます。
今のところ指標面では日本でもトップクラスの割安感あり。
PER面、PBR面では同じ震災関連業界のE・Jホールディングス(2153)の3倍台、0.3倍台には敵いませんが、流動性が高い同社にこの局面では注目したいと思います。
出来高も100株単位移行で活発化しています。
問題はIR不足。この点のネックが解消されれば株価は糸の切れた凧の状態になると考えられます。
2)アドソル日進(3837)1284円
IoT機器向けサイバーセキュリティ関連事業を展開するなどとても有望な銘柄であることは明らかですが、全体相場の流れに押されて調整が続いています。
なぜ注目しているかの詳細は有料メルマガ(購読お申込みをお待ちしております)等でご報告しますが、そろそろLynxセキュアに関しての具体的な事業成果が表面化するものと期待されるからです。
また、単純に言えば過去の安値が2月12日1150円、4月6日1220円、6月16日1250円(暫定安値)と切り上がってきている点に注目しています。
億の近道月曜版では同社社長との交流会を来月27日に予定しておりますので詳細決まり次第お知らせします。
3)インスペック(6656)619円
上げ下げ活発になってきましたが、全体相場が大きく売られた際にストップ高を演じるなど逆行高の動きが見られます。
先週はそれ以上に売られて元の水準になるなどこのところの株価変動は激しいものがあります。
短期売買の投機家と中長期スタンスでこの株に注目する投資家とが入り交じり、株価の変動幅を大きくしていますが実体の企業内容をしっかり知れば驚かれる投資家が多いと思います。
何よりも時価総額がたったの16億円未満という水準にあるR&D型企業ということを理解しないとなりません。
短期で上がったから売るという投資家と中長期スタンスで取り敢えずいくらでも良いからポートに入れておこうとする投資家がせめぎ合う中での週末の大きな株価下落をどう見るかですが、私はまだ動きは始まったばかりと見ています。
出来高面では申し分なく、強弱感対立する中で激しい値動きが見られますがこれも別途の有料メルマガにて詳細の内容報告を予定しておりますのでご購読のほど宜しくお願い申し上げます。
まだまだ出てきそうですが、本日のところはここまでとします。
(炎)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
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