なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。
==「企業研究していれば、損切りの誘惑に耐えられる」==
(有料メルマガ第291回・2014/8/19配信号)
※注 2014年8月現在の内容ですので留意下さい。
【前略】
いつも感じていることですが、株価が上がり始めるためには何かのきっかけ、カタリスト、触媒が必要になります。
業績の上方修修正があったということがカタリストになり、株価が上げ始めることがあります。
しかし株価が上がり始めてしまうと、株価が上がることが投資家の注目を集めて、株価が上がるから買うという投資家が増えてきます。
これは個別銘柄ばかりではなく、日本株全体にもいえることですし、為替相場にも同じことが言えると考えています。
逆のこともあります。第1四半期の業績が通期予想と比べての進捗率が悪かった。そんなことから株価が急に大きく下げることも良くあります。いったん下げ だすと、下げるから売るという投資家もでてくるので、株価がなかなか戻さずにダラダラ下げ続けたり、下げ止まっても安値で低迷してしまうことも良くありま す。
その企業の当初の業績予想で上期は利益が低く、下期に利益が増えるという業績予想が発表されていても、そのことは無視されることが多いような気がします。
【中略】
投資家は自分がその銘柄を、いまの株価(=いま買える株価)で買うことに納得がいくと投資を実行します。トレーダーのようにチャートなどや、いろいろな投資シグナルに基づいて(=納得したら)投資を実行することもあるでしょう。
しかし、それぞれの投資家が利用している納得材料には株価が上がり続けているという状況が影響を与えていることを忘れては、投資判断を間違う可能性が高くなります。
株式市場では株価が上がり易い『上昇期』と、株価がなかなか上がらない『混迷期』が存在します。これらが交互に訪れます。上昇期にも株価が下げるときが あり、混迷期にも株価が上げる時がありますし、株価が横ばいで推移している時期も長いです。でも少し長い期間のチャートで見るとトレンドが右肩上がりの時 期と右肩下がりの時期があることが分かります。
【中略】
最近の私がウォッチしている日本株の株価の動きを見て感じることは、やはり低PER銘柄が上げることが多いということ。また資産の割安株が上げることが 多いということ。魅力的な優待のある優待銘柄はPERが低くなくても上げることがあるということ。このような感想を持っています。
【後略】
経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎
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本日配信の有料メルマガでは、長い歴史があり、災害復旧やインフラ整備・保守管理の高度な技術を持ち、今後の業績の伸びも期待でき、キャッシュリッチで低PER・低PBR・高自己資本比率の増配発表企業を、研究銘柄として掲載しています。
また、コラムでは、「地震などの復興に寄与する企業のなかで業績に比して株価が下げすぎている企業の株からも、投資対象を絞り込んでいきたいと考えて準備しています。」と題し、関連銘柄がリバウンドする中、まだ物色されていない企業を6銘柄挙げて、分析しています。
さらに、株価と投資家心理について、自身の経験からどのように対応していくか、提案しています。
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銘柄研究 帝国電機製作所(6333)
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