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岡田斗司夫プレミアムブロマガ「今日のニコ生は、「機動戦士ガンダム完全講義〜第19回」です!」

2019/08/06 07:00 投稿

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岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2019/08/06

 今日は、岡田斗司夫のコンテンツ情報をお届けします。


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【ニコ生】

今日の岡田斗司夫マンガ・アニメ夜話は

8月6日(火) 20:00~ 「機動戦士ガンダム完全講義〜第19回

ニコ生テキスト全文公開

 2019/07/23配信の岡田斗司夫マンガ・アニメ夜話テキスト全文をアーカイブサイトで公開中!

今回の見どころは、渋いおじさんの魅力

 こんばんは、岡田斗司夫です。今夜はガンダム完全講座です。
 もうね、毎週2回の生放送というのもパターンになってきましたね。まだ覚えている人もいるでしょうか? 昔はもともと岡田斗司夫ゼミというのは、月1回だったんですよ。
 それが、いつしか週1回になり、その週1回もほとんど休まず3年か4年近く続けてて、さらに、いつの間にか今年の4月頃からは週2回の放送ということになっていました。
 この週2回放送というのも、僕にしてみれば「まあ、そのうち1回はガンダム講座の再放送を流すだけだから」と思っていたのが、こんなふうに前説を喋って、無料放送が終わったら終わった後の話をして、有料が終わったら有料の後の話して、さらに放課後放送まであるという。なんかもう、自分で自分の首を締めてるんですけども(笑)。
 でも、まあ、楽しいんですよね。やっててツラそうに話してますけど、正直言ってわりと楽しいから。「ああ、俺って他人に話をするのが本当に好きなんだな」って思います。

 ただ、好きでこうやってると手塚治虫現象が起こるというか。
 仕事がやりたくてやってたんだけど、結局、手塚治虫さんという人は、40代で歯が全部なくなったそうですね。総入れ歯になって、全部なくなっちゃった。
 それはなぜかというと、歯を食いしばって漫画を描いていた結果、全部の歯が磨り減ってなくなっちゃったそうで、まあ、わりと若くして死んじゃったわけなんですけども。
 そういうこともあるので、「ちょっとこれは気をつけねばな」と思いながらも、今日もまた、こんないらない話を冒頭でしているわけであります。

「はい、それ岡田がやります!」(コメント)

 そうですね、「はい、それ岡田がやります!」ですよ。もう本当に。
 その上ね、もう今週辺りから、LINE@向けに特別映像をやろうとか企んでて。もう、自分でも「死にたいのか?」って思うんですけど。
 まあまあ、楽しいうちはやるのがいいでしょうと思います。

「宮崎駿は長生きしているから大丈夫」(コメント)

 今、プレミアムのコメントでいただきました。そうですね、あんな悪魔のようなヤツが長生きしてるからね(笑)。
 まさか、タバコをやめた高畑勲の方が先に亡くなってしまうとは思わなかったんですけども。

 今日は、機動戦士ガンダム完全講座の第17回です。第8話「戦場は荒野」の後編ですね。

 見どころは、おじさんの魅力です。
 ジオンの偵察機のパイロットの「機長」と呼ばれている方。たぶん、正式な役名も付いているんでしょうけども、アニメ内には確か出てこなかったと思います。2人組で、機長とその部下がいるんですけど、その機長のおじさんが、なかなか良い味を出しているので、そんなおじさんの魅力を本編の中では語っています。

「ククルス・ドアンは?」(コメント)

 ククルス・ドアンもそうなんですよ。
 『ガンダム』の男子人気が高い理由というのは、こういう渋いおじさんが登場するところなんですね。
 もちろん、その渋いおじさんの頂点にはランバ・ラルがいるわけなんですけど。よくよく見れば、ギレン・ザビも、ドズル・ザビも、あとはガルマの部下も、あとは「時間よとまれ」の若い兵隊たちも、やっぱり渋いおじさん、お兄さんなんですよ。
 ああいった渋いおじさん、お兄さんたちというのは、最初にこのアニメを見ている時は、「ああ、こういう回もちょっと良いな」とは思うんですけど。やっぱり、年を取れば取るほど、さらに良く見えてきて「いやあ、味があるね!」って、思えるようになるんです。
 そこら辺が、『ガンダム』の男子人気の理由ではないかと思うんですよ。

 「『ガンダム』は男子に人気」って言うけども、その人気が、やっぱり長いんですよね。
 つまり、「若い頃にはすごいハマったけど、今となったらそんなに」って言う人が割りと少なくて、みんな、なんだかんだ40、50になっても『ガンダム』を引きずってしまう理由は、あの辺の渋いおじさんが出てるところなんですね。

 まあ、同時代に「フーテンの寅さん」というのがあったんだけど、僕は、そういうブームに乗り切れなかった層が『ガンダム』にかなり流れてきたと思ってるんですよ。
 「フーテンの寅さん」のような、人情家で、ちょっと渋いおじさんキャラクターというのは、実はどの時代にもニーズがあるんですよ。
 どの時代にもあるんですけども、その時代その時代の最新の形式で表現された渋いおじさんの方に人気が行くわけですね。
 だから、かつての世代だったら「寅さん」で良かったんですけど。ところが今の40代50代くらいの人達というのは、案外「フーテンの寅」っていうのは、ちょっとクサ過ぎてダメなんですよね。
 あれが好きなのは、60、70、80くらいの世代であって。あれがダメな層というのが『ガンダム』の方に流れたんではないかな?

「クリント・イーストウッドは?」(コメント)

 その辺の方も、渋いおじさんの受け皿ではあるんですけど。
 でも、やっぱり子供が見るアニメに渋いおじさんというのが出て来ると、どの時代の男の子も喜ぶんだなと思います。

 今日は、『機動戦士ガンダム』第8話「戦場は荒野」の後半の解説ですね。
 渋いおじさんに関して、ちょっといろいろ語っているので、その辺りに注意して見ていただければと思います。
 では、早速ですけど、本編の解説に入りましょう。どうぞ!

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