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岡田斗司夫プレミアムブロマガ「ネットから生まれる傑作マンガは、どんなものになる?」

2019/06/10 07:00 投稿

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岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2019/06/10

おはよう! 岡田斗司夫です。

今回は、2019/05/26配信「【Q&A】海外のキャッシュレス事情について、ディズニーファンの嫁の話 などなど」の内容をご紹介します。
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2019/05/26の内容一覧


お便り 「面倒くさい質問」


タオルくん:今週はお便りスペシャルです! 今度は難しくて面倒くさいお便りがいっぱい来たぞ! さあ岡田、答えてみろ!


 はい、ええと、面倒くさいのが来ました。
 あの、毎回、お便りコーナーでわりと多いのが「これから流行る作品はどんなのですか?」とか、「世間はこういう傾向があります。それを踏まえた上で、どんなのが流行りますか?」っていう質問なんですね。
 そんなの、もう、答えられるはずもないし、そもそも、質問の意図も不明なんですよ。「それを聞いて、お前、どうするの?」って。僕が当たったことを言ったとしてもですね、活かせないことも多いし。

 ところが、「じゃあ、そういう質問はダメなのか?」というと、そうでもないんですよね。
 「こういう回答不可能な質問に、どう答えるのか?」と考えること自体はすごく面白いからですね。

 名古屋市の、ペンネーム井上ハヤオキさん。マンガ家さんだそうです。


昔、マンガ家の田中圭一さんがTwitterでこんな事を言っていました。
少年マガジンの部数がジャンプに抜かれた時、ある漫画評論家は「アンケート至上主義で人気を稼いでも『巨人の星』『あしたのジョー』のような傑作がジャンプから生まれることはない」と語った。
ところが、その後どうなったか? 漫画史に輝く傑作が次々と。
今、同じように漫画雑誌の編集者から「SNSから出てくる漫画は出落ち系やその場で消費されているような漫画ばかりだ。これからドラマ性の高い骨太の漫画が出てくるとは思えない」という意見を聞く。
ところが、主戦場がネットになれば、そこで磨かれた傑作は、必ず生まれてくると思う。

田中圭一さんはこんなふうに言っていましたが、もし今後、そのような傑作が誕生するとしたら、それはどんなものだと思われますか?


 「いや、そんなこと聞かれても」なんだけど(笑)。

 こういうのって「これからは、どういうものが生まれるのか?」というよりは、ちょっと歴史を振り返ってのパターンを見ればいいんです。
 マンガの歴史というのは、もともと描き下ろし単行本があって、その中から月刊誌という「毎月毎月同じ日にマンガが出る」という連載マンガが生まれ、それが週刊連載になった。そして今、それがネットになっているわけですね。
 なので、単にマンガ雑誌とネットの対立関係ではなく「描き下ろし単行本 → 月刊 → 週刊 → ネット」という、この流れで見るといい。

 マンガが月刊から週刊になった時によく言われたのが「週刊だったら、毎週1回は盛り上げなきゃいけない」ということ。それに対して、月刊だったら「40ページとか50ページに1回盛り上げればよかった」。単行本だったら、「わざわざ盛り上げることをしなくても、全体で大きい流れを作ればいい」というのがある。なので、週刊誌漫画からはろくな漫画が生まれないと言われたんですけど。
 それと同じで、ネット自体のマンガというのは、基本毎日なんですよ。日刊どころか、1日に3本くらい出さないと話にならない。つまり、1日に3回盛り上がりがなきゃいけない。
 月刊誌が50ページ載せていたのに対して、週刊になると、だいたい18ページになったんですけど。僕はネット時代のマンガは、毎日掲載が当たり前になると思ってるんですけど、それは1コマから3コマでいいと思うんですね。
 絵はそれなりに描いてある必要があるんですけど、「その日に描ける分だけ」ということで、1コマから3コマでいいと思うんです。
 だけど、1コマから3コマを毎日毎日発表して、それが1コマごとに面白い必要がある。そこが難しいところですね。

 昔は「見開き毎に面白い」とか、「18ページで山を作る」だったんですけども。1日でも面白くなかったら、もう見るのをやめてしまうかもわからない。
 なので、ネット時代というのは「毎日面白い山がある」という、大喜利のフリップみたいな、「絵を見て一言」みたいなものになるかもわかりません。
 まあ、多くても3コマくらいのものを、1日に最低1回、出来れば3回というのが、これからのマンガの姿だと思います。

(続きはアーカイブサイトでご覧ください)

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