岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2019/01/15
おはよう! 岡田斗司夫です。
今回は、2018/12/16配信「【アポロ月着陸50周年記念】ロケット開発の歴史は、堀越二郎のゼロ戦から始まった!」の内容をご紹介します。
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2018/12/16の内容一覧
- 岡田斗司夫公式ブログがかっこよくなったよ
- ヴァージン・ギャラクティック社の宇宙旅客船「スペースシップ2」
- 忘れ去られた宇宙船「X-15」
- 「ファーストマン」ことニール・アームストロングの人生
- アメリカの恐怖心が生み出した未来の宇宙航空機「B-29」
- 戦略爆撃機「B-52」と、ロケット機「X-15」
- X-15のアイデアの元はドイツ
- 『サンダーバード』と『ライトスタッフ』
- CIAの起こした戦争、ピッグス湾事件
- ケネディ暗殺と、戦略爆撃機「XB-70ヴァルキリー」
- 飛行機を作りたくてパイロットになったニール・アームストロング
戦略爆撃機「B-52」と、ロケット機「X-15」
さて、1945年に戦争が終わりました。
アメリカは、戦争に勝って、世界唯一の超大国になったんですけど。それでも不安でしょうがなかったんですね。
というのも、もともとドイツだって、第1次大戦が終わった時に二度と立ち上がることが出来ないくらい痛めつけたはずなんですよ。
しかし、そんなベルサイユ条約で徹底的に金を奪い、誇りを奪い、産業を奪ったドイツは立ち上がってきた。
おまけに、黄色人種の、ちっちゃい島に住んでいるはずの日本人も、アメリカに戦いを挑んで、4年間も戦った。
「この弱いはずの2つの国が、アメリカを4年も苦しめた」ということで、アメリカは戦争に勝った後も、ものすごくビビりました。
「この恐怖に勝つには、絶対に負けない新兵器を作るしかない!」と、アメリカ人は単純ですから、考えます。
「B-29より速く、高く、より大きな爆弾を積んで、長く飛べる機体。零戦や、今後に登場する戦闘機にも勝てる、そんな戦闘機や爆撃機が欲しい!」と。そう考えたアメリカは、なんと、第2次大戦の最中から次世代航空機というのを研究し始めます。
(折り畳まれた小さな紙片を見せる)
これ「JET AGE」と書いてあるんですけども。中を開けるとアメリカのご婦人が家庭で使う縫い物用の針なんですよね。
「錆びません」ってパッケージに書いてあるんですけど、その通り。60年たった今でも全然錆びてなくて使える針が中に入ってるんですけど。
こういう、アメリカの普通の主婦が使う家庭用品にすら、ジェット機のイラストと共に「JET AGE(ジェット時代)」と書く。これがこの時代、1950年に入る頃のアメリカだったんです。
こんなものにまで「JET AGE」と書いたら売上が上がったわけですね。
本当にそれくらい、なんでもジェットにしようとしたんです。「B-29を進化させてジェット爆撃機を作ろう。さらに、ジェット機より先の「ロケットエンジン」で、宇宙まで飛べる戦闘機を作ってしまおう!」と。
そういう時代に生まれたのが、このジェットエンジンを使った戦略爆撃機「B-52」と、X-15ロケット機なんですね。
(パネルを見せる)
このB-52戦略爆撃機と宇宙船X-15は、なんと、ニール・アームストロングが高校から大学に行っている間、もう本当に早い時期に、開発や配備が始まりました。
なぜ、この2つを紹介するのかというと、実は、飛行機の進化の歴史というのは、事実上、ここで終わってるからなんですよ。
(続きはアーカイブサイトでご覧ください)
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