岡田斗司夫プレミアムブロマガ　2018/08/28

おはよう！　岡田斗司夫です。

今回は、2014/11/02配信「原爆投下のエノラゲイに揺れるアメリカと『その問題、経済学で解決できます。』」の内容をご紹介します。
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2014/11/02の内容一覧

質疑/嫌われる勇気/アベノミクスについて

「気に入らない人や別に仲良くしたくない人に対しても相手をされると気を使って優しくしてしまいます。冷たく対応すると自分の評価が悪くなると思ってしまうからです。どうでもいい人たちに対して嫌われる勇気を持つにはどうすればいいですか」

　気に入らない人やべつに仲良くしたくないに対して、相手にされると気を使う。ふーん。
　嫌われる勇気なぁ。

　さて、どうだろうな。
　嫌われる勇気って別に僕、持つ必要ないと思うんだけどな。
　あのね、いわゆる愛情の反対は嫌悪、憎悪ではなくて無関心ていうふうに言われるんだけども。嫌われる勇気を持つんじゃなくて、気に入らない人やべつに仲良くしたくない人は無視すればいいんだよね。
　無視がたぶん、つらいか、もしくはけんか売ってるみたいな感じになると思うので、こういう時のために、孔子様は、世間に合わせろというふうなことを言ってるんだよね。
　あのね、わざわざ嫌われるようなことをしたり、相手に特に優しくするんではなくて、誰に対しても均一的に、ちょっとした社交辞令みたいな優しさを持っておいたら、人を好きになったり嫌いになったり、自由自在にできるよっていうのが孔子の教えなんだよ。
　孔子の教えって僕ら、すごく古いから、人格教育とか誰も嫌いになったらいけないとかさ、すべての人を好きになれみたいについつい考えちゃうんだけども、そうじゃなくて、誰でも平気で好きになったり嫌いになったり、あと贔屓したり、そういう贔屓がばれないために均一に人に対して親切にしたり礼儀を守ったりしろって言うんだ。
　だから、なんで礼儀守るのかというと、あれは人格、仁徳を高めるためという副作用もあるんだけども、デフォルトの態度として、今コメントでいい言葉出たよね。
　「デフォルトの態度」だよね。
　デフォルトの態度として、ある程度、人に親切に、誰にでも親切にしといたら、それを超えてなにかやりたい人は自分は積極的に関わればいいし、そうじゃなくて、嫌な人は親切にしてるふりをして、物忘れしたふりをすればいいだけなんだよね。

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