岡田斗司夫プレミアムブロマガ「人生相談：8年間頑張ってきた資格試験に失敗、どんなスタンスで仕事に向かうべき？」:岡田斗司夫プレミアムブロマガ: 岡田斗司夫ゼミ・プレミアム(岡田斗司夫)

岡田斗司夫プレミアムブロマガ　2018/07/10

おはよう！　岡田斗司夫です。

今回は、2015/02/15配信「夢と魔法と打算の国ディズニーランドを徹底解説！」の内容をご紹介します。
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2015/02/15の内容一覧

質疑/司法試験と仕事/完璧主義とプライド/体力がない/マンガ家になりたい/時間管理が下手

【全文を読む】

　「今後どんなスタンスで、仕事に向かえばいいのか？」たぬきさん、34歳、会社員。

「私は司法試験の勉強を8年していました。その後、就職活動するが、法務部ではまったく評価されず、180社応募したが、内定ゼロ、知人のつてで総合事務職に就職、ただ仕事開始から一週間程度で、一日中PCに向かっていると飽きるし、周りをいちいち伺うというのも疲れることに気が付きました。数カ月たっていますが、自分に合うかわからない営業職に回してもらうように言うべきか？好きなことをするように、ゆくゆくの起業を考えていくとか、雇ってもらえるようにする必用なスキルを考えるのか？いずれにしても、どんなスタンスで仕事していいのか、わかりません」

　この司法試験8年というのは、たぶん司法試験としてはそんなに絶望的に長いほうじゃないよね。
　そりゃ、早い人は東京大学の在学中に合格する人もいるけども、それは少ないよね。どちらかっていうと、8年で済んでよかったね、二桁行かなくてよかったねぐらいが司法試験だと思うんだけども、そのあと就職活動するということは、司法試験の勉強してたけど、司法試験に合格しなかったってことだよね。
　で、「法務部ではまったく評価されず、180社応募したが、内定ゼロ」ってことはぶっちゃけでいうと、どうなのかな、引手あまたという人材にはなれなかったということだと思うんだ。
　司法試験8年続けたってことは僕、いつも言う「博打」だと思うんだよね。
　で、博打に負けたわけだ。
　言ったら、8回チャンスがあって、ゾロ目があるだろうと思って8回サイコロを振ったんだけども、8回ともゾロ目がでなかった、ゾロ目の1が出なかったみたいなもので、博打に負けたんだから博打に負けたなりの人生だと思うよ、正直。
　なので、今、仕事あるだけでもラッキーだと思うから「自分にあうかわからない営業職にまわしてもらうように言う、好きなことをするようにゆくゆくの起業を考えて」というのを考えるべきじゃないと思うけどね。
　それを考えて8年間いろいろチャレンジしてきたんだから、残りは今雇ってくれるところがいるんだから、「一週間程度で飽きた」としても、それはもう5年10年と続けるしかないと思うんだけどもね。
　普通に生きるのがいいんじゃないでしょうか。
　普通以外の生き方を8年間試して、そのあと180社内定もらえなかったということは真面目に働きなさいってことだと思うよ。
　あんまり僕ね、真面目に働けとか夢を追うなって思ってるんだけど、あんまり人に言わないんだけども、この人は「贅沢な相談」（コメント）ってあったんだけども、8年間司法試験勉強して、そのあと内定180社断られたんだけども、知り合いのツテで仕事があったんだから、そこがラッキーで自分の落としどころだと納得したほうがいいと思う。
　今、34歳なんだから、40になってもまだ諦めきれなかったら考えても大丈夫だと思うんだけども、少なくとも30代のあいだはここで仕事がつまんなくても頑張るというのが僕は手だと思います。

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