岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2018/04/27

おはよう! 岡田斗司夫です。

今回は、2018/04/01配信「初の徹底解説!岡田斗司夫が『新世紀エヴァンゲリオン』を読み解く!」の内容をご紹介します。
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2018/04/01の内容一覧

SFファンにはわかる、オープニングで描かれている衝撃的な事実

 『エヴァンゲリオン』のオープニングの、「ほとばしる熱いパトスで~♪」と歌い上げる部分で、エヴァンゲリオンがガーッと前から迫って来て、ドアップになったと思ったら、メインカメラの奥に瞳が見えます。
(パネルを見せる)
 ここで、「あ! このロボットの顔は、実は仮面であって、その奥に素顔があるんだ!」というのがわかるようになっているんですね。
 さらに、「思い出を裏切るなら~♪」の「う」の部分で、一瞬だけ、この仮面がすべて外れた状態のエヴァの素顔というのが、パッと映る。
(パネルを見せる)
 「仮面の奥には生物的な顔がある」という衝撃的な事実を、オープニングの時点で見せちゃっているんです。

 つまり、SFに慣れている人には、第1話を見ただけで「怖い父親だけが出てきた。母親はどこにいるんだろう? そりゃ、このロボットが母親なんだろうな」ということが、自動的にわかるような構造になっているんですね。
 「父親があんなに酷いやつだとしたら、じゃあ、母親はどうなってんだ? そりゃ、あの巨大ロボットは母親が変形したものなんだろう」と。
 だから、2話辺りの、無理矢理、起動したロボットが碇司令をガンガン襲うシーンを見て、これが、ママが「パパ、息子に何やってるの!」って言いながらド突いているんだということがわかるんです。
 ここら辺には、たぶん、SFに慣れてる人と慣れてない人との間に、微妙に読みの差があるんですけど。『エヴァ』っていうのは、そこら辺が面白いんですよね。
 母親の「子供を守る」という本能でロボットが動いているということは、「母性の良さと悪さ」を同時に持っているという意味でもあるんですよね。つまり、「守ろう」という良さもあれば、母性として取り込んでしまって「自由にさせないようにする」という悪さというものもある。
 そこから「母性の怖さ」というテーマにも繋げられるし、さらに「じゃあ、父親は、そこからどうやって逃れようとしたのか?」というのも、根本のテーマになり得る。
 そういうことが、このオープニングと、1話2話を見たら、カチャカチャっと頭の中で組み上がるようになっているんです。

(続きはアーカイブサイトでご覧ください)

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