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岡田斗司夫プレミアムブロマガ「感動する作品を作るためのレシピはこれだ!」

2018/03/12 07:00 投稿

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岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2018/03/12

おはよう! 岡田斗司夫です。

今回は、2018/03/04配信「感動はどう作る?『プリンセスメーカー』開発秘話』&お便りスペシャル」の内容をご紹介します。
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2018/03/04の内容一覧

ガイナックスの感動を作るプロジェクトと、ゲーム『サイレントメビウス』

 『トップをねらえ!』で、感動させることはできたんです。「イ」を逆さまにすると感動するというのが、本当にスタジオにいたその場の人間全員に伝わったんですけど、「なぜ感動するか?」がみんなよく説明できない。
 そして、説明できないということは、再現性がないということなんですよ。もう一度、感動させるためには、また何かを思いつくまで待たなきゃいけないということなんですね。
 ということで、次は、さっきの田中圭一さんの漫画では飛ばされていたゲーム、『サイレントメビウス』の話です。

 『サイレントメビウス』のアドベンチャーゲームは、『トップをねらえ!』の後に作ったんですけども。『オネアミスの翼』と『トップをねらえ!』という2本のアニメを作ったことで、僕たちガイナックスは、漫画業界とかアニメ業界の若い人たち、当時の30前くらいの人達からは、かなり信頼されるようになりました。
 もう、それまでは、本当に「大阪から来たプロなのかどうかわからない信用できない連中」みたいな評判だったのが、「あいつら、それなりにやる気のあるものを作るじゃねえか」みたいな評判になってきたんです。
 それで、原作者の麻宮騎亜さんも『サイレントメビウス』のゲーム化にOKをしてくれたんですけども。僕がゲーム化するのにあたって麻宮さんにお願いしたのが「恋愛要素を入れたい」ということだったんですね。
 実は、僕はその時に『サイレントメビウス』をちゃんと読んでなかったんですよ。「ああ、なんか、女の子が出てくる『ブレードランナー』みたいな話だ。これは売れる売れる」って単純に思ってただけだったんですね。……騎亜さん、すみません!
 なので、主人公の「香津美・リキュール」というキャラクターには、わりとラブラブな彼氏がいるという設定も知らずに、「主人公の香津美・リキュールとプレイヤー自身が恋をする話にしましょう!」と言ってしまったんですよ。
 すると、麻宮さんはすごく悩みだしたんですね。もちろん、麻宮さんは僕も原作の大ファンだと思ってるんですよ(笑)。「にもかかわらず、なお、恋愛をさせようというのか!」ということで悩んでいたんですけど。
 最終的には、「そう言われたからには、それでなんとかやってみよう」ということで、麻宮さんにもOKして頂いて、麻宮さんとも知り合いだった、うちのスタッフでもあるライターがシナリオを描いて、なんとかストーリーというのが出来あがったんです。

 では、それがどんなストーリーだったのかと言うと、大筋は「数百前に沈んだタイタニック号が、いきなり東京の上空に現れて、そこから妖魔が現れる」みたいな話なんです。
 ゲームのプレイヤーの分身である主人公は考古学者で、タイタニック号の構造を知ってるから、原作『サイレントメビウス』に出てくるAMPチーム(Attacked Mystification Police Department 対妖魔用特殊警察)と一緒に、出現したタイタニック号の中に乗り込んで、化け物と戦うことになるんですけど、その中で、原作の主人公である香津美・リキュールという女の子と、段々と気持ちが通じてくるっていう話になってるんですね。
 ただ、このタイタニック・ミッションが終了した時に「この作戦は国家機密なので、あなたの記憶も全部奪わなければいけない」というふうに言われるんですよ。そして、その時に香津美は「あなたのことを、ちょっとだけ好きだったかもしれない」と言いながら、記憶を全部奪って行くんですね。

 タイタニックの謎というのは何かというと、もちろん妖魔もいるんですけど、それとは別に、乗客たちの残留思念みたいなものがオルゴールになっているんですよ。
 なので、船内ではいつも、何か怪奇現象が起こる時には、必ずオルゴールの音が鳴るんです。
 これは、当時のゲームとして鳴らせる音源が少ない中で、どうにかして印象的な音響を作らなきゃいけない中で出てきたアイデアだったんですけど。そういうわけで、「タイタニック号の中でこのオルゴールの音が鳴ったら、怖いことが起きるぞ!」というサインにしてたんですね。
 それが、最後、タイタニックに囚われていた魂が解放される時に、オルゴールの曲がすべて流れるんです。これで、「邪念というものが解放されて、みんな成仏しました」みたいな話になってるんですね。

 そして、ゲームが終わった後のエンディング。このエンディングでは、音楽とともにスタッフリストが流れる横に、物語の後日談を何枚かの絵を見せるだけで語ることにしたんです。
 どういうものかと言うと、ここで掛かる音楽が、段々とオルゴールの音になって、オルゴールの音になった瞬間に、何年後かもまったくわかんないんですけど、大西洋でタイタニック号が発見されて、ニューヨークの港に引き上げられてくる様子が描かれるんですよ。
 主人公の考古学者は、その調査のために、引き上げられたタイタニック号に入っていくんです。彼は本当は、ここに入るのは2度目なんだけど、記憶を奪われているから初めて中に入ったと思っているんです。
 そして、一番奥の部屋に行くと、オルゴールが1個だけ置いてあって、蓋を開けるとそのオルゴールの音楽が聞こえる。初めて聞いたオルゴールの音楽のはずなに、なぜか涙が出てきて止まらない。
 これを、スタッフクレジットの中で、まったくセリフ無しの絵だけで見せたんですよ。「これは感動する!」と(笑)。

 さて、これを原作者の麻宮騎亜さんに見せると、すぐに「これは『Gu-Guガンモ』ですね!」と言ってくれました。なので、「そうです! 『Gu-Guガンモ』ですよ!」と(笑)。

(続きはアーカイブサイトでご覧ください)

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