岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2018/02/17
おはよう! 岡田斗司夫です。
今回は、2015/09/20配信「中身がなくて軽い劇場版『進撃の巨人』と、誰も当事者になりたがらない安保法案」の内容をご紹介します。
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2015/09/20の内容一覧
- 本日の告知
- 『進撃の巨人』後編はなぜ浅いのか?
- 「引き出し」のない園子温の薄っぺらさ
- 「正直すぎる」樋口真嗣監督
- 今見るべき映画2本は? 『カリフォルニア・ダウン』の絵のすごさ
- 質疑/オリンピックはいつからダサい?/テレビと政治/監督業とは/マンガ業界事情
- 質疑「キモオタだけど恋がしたい!」
- スーパーヒーローの政治学
- ロールズと「ギフテッド」という道徳
- 西洋人のスーパーヒーロー観
- 日本の正義とは「悪を攻撃する」こと
- 後半とイベントの告知
- 質疑/お見合いから恋愛/iPhone盗聴/まわりがバカに見える/共産党にまだ投票?
- 論理学入門
- 『タイタンの妖女』の「徹底的に無関心な神」
- 政治の歌と「アイドルにこそ多様性がある」
- 川崎のぼるの「上手さ」と梶原一騎三部作
- 西崎義展の取材がすごい、でも断定が浅い
- 次回告知
質疑「キモオタだけど恋がしたい!」
「趣味の合った異性の友達がほしいです。私はその辺によくいるようなキモオタなのですが、異性の方との出会いがありません。どこに行きどんなことをすれば異性の方と友達になれますか?」
昨日、大阪行った時に、ちょっと大阪でオフ会があってですね。
「23歳の大学院生なんだけども、どうすれば彼女が出来ますか?」っていうやつで、何かこう、色々なトラウマがあって、「彼女が出来ない、作れないです!」っていうふうなことで「どうすればいいんですか?」っていうのが。
ま、その時はオフ会だから、こう何人もいたんですね。
で、そこで僕が「まぁ、こんなんでいいんじゃないの?」って話したのは、取り敢えず女の人と会って話す時に「どんなふうに口説いたら」って具体的なマニュアルの話になって来て。
じゃあもう「今日の夜12時まで付き合って」ってふうに言えと。
「夜12時まで付き合って」っていうのは、「終電無くなるまで」とかその意味じゃなくて、「いやもうこれ、今お茶飲んでたら、そこから解散でいいから、LINEとかでメッセージするので全然構わないので、今日の夜12時まで付き合って。で、12時になったらもう別れるで構わないから」っていうふうな形で、言ってみたら? と。
で、そしたら12時まで「付き合う気分」を味わえるし、何だろうな(笑)。
という話をしてたんですね。
そしたらそのオフ会にいたメンバーの半分が、「そんなのできない!」っていうふうに言ったんですよ。
で、「そこまで自分を落とせません!」とかって言うんですよね。
で、「えぇーっ!? そこまで自分を落とせない!? ちょっと待てよ! 今お前、彼女いないんだろ?」と。
今、彼女いない状態って、本当にどん底だと思うんだけども(笑)。
いやまぁつまり、彼女がいる・いないの話の上においては、どん底だと思うんだけども、「そこまで自分を落とせません」って言ったら、「いや、そこより下はないよ」って話したんですけど、「いや、そこまでして」「それでもう、イヤな女だったらどうするんですか?」とか言うから、「いや、イヤな女でも12時になったら自動的に別れることができるんだから、いいじゃないか!」っていうふうに言ったんですけども、「いや、無理だわ! 無理だわ!」って言ってるんですよね。
で、残り半分に「あれ?」って思って聞いてみたら、残り半分は「あっ、できますできます。それ、いい方法ですね」というふうに言うんです。
つまり、何でしょうね。
そんなことができる人っていうのは、「何が何でも彼女が欲しい人」なんですよ。
たぶん僕ね、世の中には彼女が欲しい男には2種類いると思っててですね。
「何が何でも欲しい人」と「欲しい人」といるんですよ。
で、これを「欲しい人」ってひとくくりで考えるんですけども、そうじゃないんですよ。
「何が何でも欲しい人」というのがいて、その「何が何で欲しい人」というのは、どんな手を使っても欲しいんですよ(笑)
なので、「プライドの問題じゃないよ」と。
「プライド? そんなもの一番最初に売りまっせ」「なんぼでも手放しますよ」なんですけども。
もう片一方の人は「彼女が欲しい」と言っても、「『何が何でも』というほど自分を落としたくない」と思うんですね。
でも、この「何が何でも」の人は、何でしょうね。
「自分を落としたくない」というと「ちょっと待って!」と。
「俺たちがいるのは、もう充分下じゃねぇか!」と、「これ以上、下はねぇよ!」って言ってるんですけども(笑)。
「いや! そこから下は魂が穢れる!」みたいなことを言ってる派閥がいてですね(笑)。
こら面白いなと思ったんですけども。
で、こっから先はこの、そのへんにいるようなキモオタさんに対するような話になります。
もう、自分でおっしゃってますのでですね。
あのですね、マジメな話しますよ。
キモオタであることを楽しんでいますか?
本当に。
キモオタであることを楽しんでたら、たぶん、そんなに問題ないと思うんですね。
「べつにキモオタであることを楽しんでたら、彼女いらねぇじゃねぇか」っていう、ま、この理屈もあるんですけども。
キモオタであるということで、周りの人を楽しませていたらですね、そんなにハードル高くならないと思うんですね。
キモオタであるんだけども「どうせ俺はキモオタだから彼女出来ないんですよ」になってくると、ほんとに彼女を作るのが難しくなります。
で、そうじゃなくて、「俺、キモオタなんだよね」って言って笑わせたり、周りを楽しませたり、周囲の役に立つようにしてると、ま、友達も出来るし、彼女も出来やすくなるんですね。
たとえばその、自分がデブだとしたらですね。
「デブであるから、彼女出来ないんだよね」っていうふうにやってると、すっごい彼女出来ないんです。
でも、「俺、デブなんだよね」って言ってると、何だろうな、デブであることを自慢するぐらいまで行っちゃうと、彼女っていうのは出来やすくなるんでね。
「何で、女の人がイケメンが好きなのか?」っていう話にも、ちょっとなってくるんですけど。
女の人がイケメン好きなのは、何か「しょせん顔か」とか、よく僕らスネて考えるんですけども、そうではないんですね。
「イケメンが好き」っていうのは、何でかっていうと、イケメンを見てると楽しいからなんです。
(続きはアーカイブサイトでご覧ください)
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