岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2018/01/10
おはよう! 岡田斗司夫です。
今回は、2017/12/24配信「「知的になるためのエクササイズ」としてのアニメを語ります!」の内容をご紹介します。
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2017/12/24の内容一覧
- クリスマス粉砕デモってどうなの?
- 自分へのクリスマスプレゼント『RAIDERS!』、『東映特撮ヒーロー・ザ・ムービー』
- 本日のお品書き
- クリスマスといえば、アポロ8号!
- 日本はアニメ後進国?
- 「4タイプ」は使える!
- 態度でわかる4タイプ
- 年末の特番について
- 哲学アイドル須藤凛々花さんに話を聞いた
- 10億円あったらなにをする?
- ようやく「自分の趣味」がわかった!
- 『スターウォーズ・最後のジェダイ』の感想
- ゲームウォーズのPVにエヴァが出なかった理由
- 『IT』映画・原作どっちを先に見るべき?
- カワンゴのニコ生トップ退任
- ガルパン最終章
- はあちゅうセクハラ問題
「4タイプ」は使える!
4タイプについては、今までも何度か話してきたし、この番組を見ている人の中にも、知ってる人かなりいると思うんですけども。
人間は4つのタイプに分類される。
まず、「何かがあった場合、その原因を自分の外側に求める外交的な人」と、「自分の内側に求める内向的な人」というふうに上下の2つに分かれる。
その外交的な中でも、わりと抽象的な人が「注目型」という、目立つのが大好きで、他人から好かれたいと思ってるタイプです。これ、僕がそうなんですけど。
同じように外交的なんだけど、より具体的なのが「司令型」といわれるタイプ。
このタイプについては、目立ちたがり屋ではなく、仕切り屋っていうふうに言うんでしょうか。仕切り屋で、他人に勝つのが大好きという人です。
その下にある「法則型」っていうのは、具体的かつ原因を自分の内側に求めるタイプ。彼らは物事の原因を知るのが大好きというタイプですね。
その隣の、抽象的かつ内向的というポジションにあるのが「理想型」という、いわゆる職人肌のような、何かが自分で出来るようになるのが大好きなタイプ。
手っ取り早く見分けるためには、子供の頃、自分がどうやって遊んでいたかを思い返してみるといいです。
とにかく、「みんなで一緒にかけっこしよう!」みたいに、競争をしたがって、おまけに、出来るだけ自分に有利な競技を選ぶのが司令型の子供なんですよ。
それに対して、理想型っていうのは、あくまでも「自分には何が出来るのか?」が大事だから、一人で雲梯をやっていたり、絵を描いてたりするのが多い。
法則型は同じ一人でも、アリをずっと観察していたりとか、そういうタイプです。
注目型は、そんな中で、みんなから出来るだけ仲間ハズレにならないように、ついて行ったり中心にいようとするタイプなんですけども。
おまけに、このそれぞれのタイプには、優位劣位の関係というのがある。これは右回りに優位の関係になっているんですよ。
例えば、注目型は司令型になんとなく憧れてしまって、理想型をなんとなく下に見てしまう。
司令型は、法則型になんとなく憧れてしまって、注目型のことを泣き虫だとか、人の機嫌を取ろうとしている情けないヤツだと思ってしまう。
法則型は法則型で、理想型に対して、「うわあ、なんか一筋に燃えている人ってすごい!」って、なんとなく憧れてしまって、司令型のとりあえず勝とうとか、ブランド物が大好きみたいなところを馬鹿にするという。
そんな、右回りの法則が発生するんです。
こういう説明をして、「さあ、みなさんどのタイプですか?」ということで、700人の学生さんにいろいろ話してました。
今回、新しく話したことは何かと言うと、学生を相手に話している時に、フッと思いついて喋ったことなんです。
そういえば、前々から思ってたいたことなんだけど、4タイプって、ほぼ外見……というか、着ている服で見分けがつくなと思ったんですよ。
というのも、注目型ってね「イタい」んですよ、基本的に服装が。これね、俺を含めてそうなんですけど。
いつも「Tシャツコーナー」を見てて、変だと思いませんか? あんなTシャツばっかり買ってるの。しかも、俺、あそこで紹介してるTシャツ、全部着てるんですよ? 実は、今日も本番前に、首元に星のチェーンをぐるぐるに巻いて、これで出ようかなと思って、周りにすごい勢いで止められたから、やめたくらいなんですけど(笑)。
そんなふうに、注目型って、オシャレになろうとするとイタくなっちゃうんですね。
こうやって「イタい」とかいうふうに言って、まあ、客席はゲラゲラ笑っていたんですけども。
この「注目型がイタい」という発言って、一見するとディスってるように見えますが、大丈夫なんです。なぜかというと、たとえディスられてても、「うわっ、自分のことを話してる!」って思って、なんとなく嬉しくなってしまうのが注目型だからなんですね。
それに対して、司令型というのは、必ず「自分の長所を強調する服」を着るんですよ。
例えば、女の人で、おっぱいが大きかったら、必ず胸を強調する服を着る。ウエストが細かったら、必ずウエストの細さを強調する服を着る。
このように、勝つのが大好きですから、自分の肉体の中に、どこか一部分でも他人に勝っているところがあったら、その部分を強調する服を着ようとするんです。
だから、結果的に、わりとオシャレっぽく見えるんですね。
法則型は、「都市迷彩」と僕は呼んでるんですけど、都市の中に溶け込むような、わりと地味な格好をしたり、もしくはトラディショナルといった、安全な格好をしたがる。
これはもう、法則型が人生を60%の力だけで生きようとしている証ですね。「もう、一生、私は100%になることはない」と思いながら生きているからそういうふうになるんですけども。
理想型というのは「個性的」なんですよ。
たぶん、本当の意味でのオシャレって理想型だけなんですね。自分に似合いそうな服の中から「私はこういう人だ」っていうアピールをするんです。
そこが、注目型とどう違うのかについては、注目型がイタいのに対して、こちらは個性的と言う辺りから、まあ察していただきたいんですけど(笑)。
(続きはアーカイブサイトでご覧ください)
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