岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2018/01/05
おはよう! 岡田斗司夫です。
今回は、2017/12/08配信「『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』の放送に合わせ、生実況!!」の内容をご紹介します。
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2017/12/08の内容一覧
- スーパーファミコン・ミニ買ったよ
- 『2001年宇宙の旅』のプラモデル
- 「汚れた宇宙船」というコンセプトを打ち出したミレニアムファルコン
- 『ジェダイの帰還』のテーマとは?
- 放送開始~賞金稼ぎに扮したレイア姫の登場
- 連続活劇をイメージして作られた『スター・ウォーズ』
- ハン・ソロの解凍~ルークの怪物退治
- 古き良きSFのイメージを詰め込んだ
- タトゥイーン脱出~ヨーダの死
- ヨーダの衰えの演技
- ジェダイにとっての良い最期とは
- オビ=ワンとの会話~惑星エンドアの戦い
- エンドアの森に生えているのはメタセコイヤ?
- 柳田理科雄『空想科学読本』
- 銀河皇帝との対面~絶望するルーク
- 捨てられないTシャツ「ハン・ソロTシャツ」
- エンドアでの反撃~剣を収めるルーク
- 人間以上の邪悪さをどう見せるか
- ファルコン号のデス・スター突入~放送終了
- 岡田斗司夫の感想
- 次回告知
ファルコン号のデス・スター突入~放送終了
ということで、デス・スターを覆っていたシールドが消えたので、ファルゴン号が突入を開始します。
ここら辺で、公開当時のアメリカの観客は立ち上がって大喜び。画面に向けてポップコーン投げてる最中ですよね。
さて、デススターの内部では、もう、お父さんは後ろぐったりしてしまっている中で、銀河皇帝の手から怪光線が出てくるシーンが始まります。あんなに素晴らしいと言っていたフォースの暗黒面が、コレなんですよねえ……。
だって、ダース・ベイダーは片手を切り落とされた上に、心は息子の方に行っちゃててるわけだし、このままルーク・スカイウォーカーをこのバリバリで殺しちゃったら、銀河皇帝は、結局、忠実な部下と跡取りとなるはずの新人の両方を失っただけで終わっちゃいますよね(笑)。
なんか、いろいろと偉そうなことを言ってるんだけども、結局、社員が全部辞めちゃって、一人取り残された創業社長みたいなもので、あんまり良いことがないんですけども。
ここら辺が、なんかこう、わかりやすく描いちゃったシーンですね。
やられている息子。「助けてお父さん!」という声。バリバリをやりきってる銀河皇帝。もうすぐ、ダース・ベイダーが「ああ、どっちにしようかな……」ってキョロキョロ迷うシーンです。
ダース・ベイダーの、「息子、やられてるわあ……」という顔。「死ぬ時が来た!」と言って、最後のバリバリをやる銀河皇帝。そして、「そうなの?」っていう感じの顔で、また息子の方を見るダース・ベイダー。
ここで、ダース・ベイダーの葛藤を、あんまりうまく描けなかったんですよ。顔を左右に動かすことだけで描いちゃっている。
それでまた、ルークがなかなか死なねえんだわ、これ。「一撃必殺!」って言いながら、死ぬほど叩き合いをするジャッキー・チェン映画みたいに(笑)。
で、「こんなにやってもなかなか死なないルーク・スカイウォーカー」というのがあったかと思うと、次が「案外、簡単にやられてしまう銀河皇帝」なんだよな。キョロキョロしていたお父さんが、一念発起して、ヒョイと持ち上げてポイと捨てたら終わりなんですよ。
もう、言いたいことはいくらでもあります。「そんな究極のパワーがあるんだったら、なんでルークはすぐ死なないの?」とか、「なんでキョロキョロしてるパパに、銀河皇帝は気が付かないの?」とか。あとは、なんかね『帝国の逆襲』の時に、銀河皇帝を倒して我々スカイウォーカー一家で宇宙を征服しようとか言ってたんだけど、「持ち上げて投げ捨てるだけで倒せるんだったら、ダース・ベイダー、もっと早く下克上が出来たじゃん!」とか。言いたいことは山のようにあるんですけれども。
まあ、ここはお約束のハメ場なんでしょうね。これくらいしか、やりようがなかったということで。
(続きはアーカイブサイトでご覧ください)
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