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岡田斗司夫プレミアムブロマガ「『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』、見事な構成を完全解説!」

2017/12/11 07:00 投稿

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岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2017/12/11

おはよう! 岡田斗司夫です。

今回は、2017/12/01配信「『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』放送に合わせ、生実況!!」の内容をご紹介します。
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2017/12/01の内容一覧

同盟軍の敗退~ルークのダコバ到着まで

 ファルコンの飛び方も、白い雪山を背景にしてる。
 本当にねこの辺りからだよね。『スター・ウォーズ』の第1作目の時は、まだ違った。ハリウッドが作った『スター・ウォーズ』に対して、東宝は『惑星大戦争』を作ったし、東映は『宇宙からのメッセージ』を作った。そういう「日本特撮の意地を見せよう!」みたいなのがあったんだけど。
 もう、この『帝国の逆襲』の、白い雪原の上に白い飛行機が飛んでいる合成を見せられた瞬間に、日本の特撮人が、そういった抵抗を一切しなくなったんだよね(笑)。
 まあ、そりゃ仕方ないと思うんだけども、なかなか悲しいよね。

 ということで、ホスを脱出したルークは、惑星ダゴバに行く。
 本来なら、このまま逃げて集合地点に行くはずのところを、「惑星ダゴバに行け!」というふうに、オビ=ワン・ケノービの幽霊に言われたので、ルーク・スカイウォーカーはそれに従うのでありました。

 対して、ハン・ソロやレイア姫を乗せて逃げるファルコン号の後ろからは、帝国軍の宇宙戦闘機がどんどん追いかけてくる。
 さて、ここでC-3POが、一生懸命、大事なことを告げようとしてるんだけども、なかなか聞いてもらえない。
 ということで、機体を反転させて逃げるファルコン。おかげで、あやうくスター・デストロイヤー同士がぶつかりそうになる。ここらへんの宇宙戦艦の中のシーンは、もう演技だけだよね。みんな、壁の方にぐわーっと倒れ込む演技をすることで、宇宙戦艦の急加速みたいなものを見せてるね。
 「ワープ航法の用意だ!」と言うハン・ソロ。これは、実際には「jump to hyperspace!」って言ってるから、「ハイパースペースにジャンプしろ!」っていう訳し方のほうが好きなんだけどね。「ワープ」っていう用語は、確かスター・ウォーズの世界では使わないよな。
 しかし、さっきからC-3PO が言おうとしていた「ハイパードライブ装置が壊れていますよ」というのがようやく伝わる。仕方なく、ハン・ソロが修理にかかります。
 ここら辺も、くすぐりがうまい。ハン・ソロが修理をしている穴の上の、こんなギリギリの位置に、チューバッカが工具箱を置かなければ、これが頭の上から落ちてくる悲劇も起こらなくて済んだ。工具箱が落ちると、「うわあ!」っていう悲鳴だけが聞こえて、ハン・ソロが上にあがってきたら、何か大変なことが起きているのがわかる。
 ここら辺の一連は、本当にシナリオの勝利。どれだけ密度が高くて、面白くて、前後のシーンと関係があるシーンの連続で、アクションを作れるのかっていう技になって来るんだけど。『帝国の逆襲』って、それがめっちゃくちゃうまいんだよな。

 俺が『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』が一番良いって言ってるんだけど。
 これについて、「昔、映画の初公開時に見たからじゃないか?」とか、「単なる懐古主義だろ」っていう人もいっぱいいるんだけど、そうじゃないんだ。
 こういったシナリオの構成の見事さっていうのは、やっぱり、後の『スター・ウォーズ』にはあんまりないんだよね。
 見せ場を繋いで繋いで、この辺からジョン・ウィリアムズ節が炸裂して、いい感じの音楽が掛かりながら、宇宙船同士が追いかけあったりしてる。
 たぶん、『スター・ウォーズ』の1作目でも、これを見せたかったはずなんだよね。小惑星帯の中を、縫うようにして宇宙船が逃げるっていうのって、カーアクション好きなアメリカ人が考えそうな典型的なアクションシーンなんだよね。それを、2作目にして、やっと出来るようになった。
 相変わらず、後ろで文句ばっかり言ってるレイア姫。この辺の彼女の態度を見ていると、なんでルークとハン・ソロがこの女を取り合いするのかよくわからないんだけども。いわゆる、これ「オタサーの姫」状態というやつなんだろうな。映画界で初めてオタサーの姫を描いた作品『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』だね(笑)。

(続きはアーカイブサイトでご覧ください)

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