岡田斗司夫プレミアムブロマガ「若いうちに絶対やっておくべきこととは？」:岡田斗司夫プレミアムブロマガ: 岡田斗司夫ゼミ・プレミアム(岡田斗司夫)

岡田斗司夫プレミアムブロマガ　2017/12/13

おはよう！　岡田斗司夫です。

今回は、2017/11/26配信「ついに任天堂スイッチを買ったぞ！岡田斗司夫がゼルダを語る！！！」の内容をご紹介します。
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2017/11/26の内容一覧

Q：60歳になった感想と30代のうちにやっておくべきことを教えてください

【全文を読む】

「以前、「60歳は老後なんだよな」と言ってましたが、実際に60歳になって、以前と心境や考え方は変わりましたか？　また、30歳でやっておいた方がいいことがあれば何か教えてください。」

　いや、まだ60になってません！　59歳です！（笑）
　まあ、でも、同じようなもんですよね。

　ええとね、「若い頃に、こういうことをしておいた方がいい」という話で言えば。
　「意味もなければ、その先に何もなくて、金も掛からず時間ばっかり掛かるようなこと」ってあるじゃないですか。友達とのムダ話とかもそうなんですけど。その手のものは、50を超えると、まずできなくなるんですよ。だから、50までにね、趣味のサークルとかボランティアとか、なんでもいいんですけど、「最後、終わった後の飲み会までがっつり付き合う」っていうのを、やっておいた方がいいですよ。これね、年を取ると、勝手に行かなくなるから。
　「なんか知らないけど、呼ばれたから、飲み会に行ってきた」、「なんか、ひたすらいろんなことを言われて、ツラいだけの時間を過ごした」っていう経験が、さっきのスティーブン・キングの27年後じゃないですけど、自分の中のそういった「腐った体験」というのは、時間を掛けることによって、腐葉土になり、豊かな土壌となって、後で花開くんですよ。
　なので、若い頃は、とにかくやたらと時間が掛って、やるだけ絶対に無駄なことを、一生懸命やった方がいいと思いますね（笑）。
　まあ、でも、「それを聞いてもやらない」というのが若者の特権であって、「やらないとわかってても言っちゃう」というのがおじさんの特権みたいなもんなんですけど。

　「意地でも1日1時間、本を読む」みたいな、自分自身にとってのプラスになるようなことをしようとするよりは、そういう無駄な事をした方がいいと思います。これが出来るのは35くらいまでが限度じゃないかなと思うので。
　30歳をあんまり越えちゃうと、小利口になっちゃって、「今までの俺の人生パターンからいうと、これは将来タメになる。これはタメにならない」って、早い目に仕分けしちゃうんですね。
　利口になるのは素晴らしいんですけど、小利口、つまり、方法論としての生き方を早いうちに決めちゃうというのは最も愚かなことだと思うので、小利口だけは避けていただければと思います。

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