岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2017/10/17

おはよう! 岡田斗司夫です。

今回は、2016/06/05配信「彼氏彼女がいなくてもOK!オタキング流‘非’恋愛工学」の内容をご紹介します。
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2016/06/05の内容一覧

ヤン・ウェンリーより諸星あたるになったほうがいい&質疑

 『銀河英雄伝説』のヤン・ウェンリーっていう地味で良いやつは30超えてようやっと良い彼女ができたっていう話だよね。お話だからなあ。

 向こうから好きになってくれないよ。
 正直。「それを言っちゃあ」って言うけど。
 大部分の男が、女の子から告白させようとしてるんだ。
 つまり、女の子から告白させようとするし、付き合う時に彼女のほうが好きっていうのを確認してから付き合おうとするし、モテる男であればあるほどそうなんだけどね。
 女の子のほうから先に好きと言わせて、自分のほうが優位に立ってから付き合おうとするということが、もうその状態がすごく長く続いてるので、女の子のほうは、いい加減彼氏が告白してくれないということにかなりイライラしてる状況が、もうねえ、何年も続いてんの。
 なので、男らしく、軽々しく女に好きと言わない男を目指すよりも、諸星あたるのように気に入った女には片っ端から好きと言ったほうが、まだねえ、勝率高いと思うよ。
 ヤン・ウェンリーより諸星あたるになったほうがいいと僕は思うよ。
 そのほうが具体的に良い女に当たる率は高い。
 その場合の具体的に良い女に当たる率って言ったけど、確率の率だよね。
 率が高いの意味は、5人目から10人目の間ぐらいで良い女に当たる。
 1人目か2人目で良い女に当たろうとするなと。
 それはどんな男でも不可能なんだ。
 それはイケメンであって、超かっこいい男で、みんながうわーっと憧れるような男には、クズな女が山ほど寄ってきて、で、当たり前だけど、イケメンでもクズかどうかは見分けられないんだ。
 ブサイクな男でもクズかどうかは見分けられない。
 モテない男でもクズかどうかは見分けられない。
 僕みたいに彼女が80人いたことがあっても女をクズかどうか見分けるの、ほぼ事実上不可能に近いんだ。
 となると、イケメンですっごいモテるやつは、やはりクズかどうかを見分ける目は持ってないんだ。

 なので、そん中で一番まわりの評価が高くてモテたり、もしくは自分の好みとたまたま合った女としか付き合ってない。イコール、クズとしか付き合ったことがない率が高いのであってだな。
 そういうふうな男であれば、イケメンであれば、ヤン・ウェンリーのように向こうから女の子のほうが好きになってくるみたいなチャンス狙っててもいいんだけども。
 ヤン・ウェンリーは特殊能力が高かったから、いわゆるマンガ家とかイラストレーターで絵が上手いと同じようなね。そうなってくると女の子が寄って来る場合もあるんだけども。
 そうじゃない私たちの場合というか、僕の場合はまだこの口の上手さがあるから、一芸に秀でてるけど、この口の上手さも君らにないんだとすれば、もう諸星あたる路線しかないと思うんだよね。
 軽いと思われたほうが、重いと思われるよりおそらくマシで。
 で、さっき言ったクズじゃない女の子は軽い男は嫌いかもわかんないんだけども、暗くて重たい男はなお嫌だと思うから。
 暗くて重たい男でもそれでもいいって思うには、よっぽどすごい磨き上げた一部っていうのかな。
 特殊能力っていうふうなものを見せない限りアピールはできないので。
 すごい自分の中に一芸、人から見て「おお!」って言われる部分がないんだとしたら、まだ軽い男になったほうがより多くの女の子にアプローチできるからいいと思うけどね。

(中略)

 少なくともクズでもダメでもブスでも、来月58の中年のおっさんであっても、それでもちゃんと彼女ができるんだからさ。
 このやり方のほうが実現率が高いので、皆さんにおすすめしてるだけであって。
 べつに好きじゃない女と無理して付き合えって言ってるわけでもないし。
 目立たない地味な女を見つけて付き合えと言ってるわけでもないんだよ。
 そうじゃなくて、色んな女の子を好きかもしれない、好きになるかもしれないという目でザーッと見て、そん中からクズじゃない女の子っていうのを選り分けたら、その子の中から段々段々、自分の中で良いところを見つけて、好きになるのを待てばいいっていうだけの話なんだけどね。
 好きになれなきゃ付き合わなくてもいいよ。
 でも、付き合わないとクズかどうかはわからないんだから、やっぱり付き合うと好きっていうのは同時進行で構わないと思うな。
 そんなに自分の中で好きになったから付き合うっていう順番を守る必要はない。
 それを守ろうとするから今まで20年間、30年間、40年間、彼女がいなかったりする状態が続いたと思うので。
 ちょっとねえ、戦略変えてほしいんですけどね。

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