岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2017/10/05

おはよう! 岡田斗司夫です。

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今日は岡田斗司夫のゼミ室通信をお届けします。
DMMオンラインサロンの岡田斗司夫ゼミ室では月に1回オフ会があり、ここで質問や相談を受け付けています。

今回は9月の東京オフ会で、話題の「ラノベ脳」について語るくだりがありましたので、一部抜粋しました。

ラノベは現代の宗教だ

ニコ生を見ている人たちは、自分のことを「非モテ」だと思ってるんですね。
非モテなのでその結果ラノベのようなものを見ていて、俺たちはリア充のやつらより下だ、と自分たちで勝手に思ってるんです。
それは本来他者から貼られるレッテルのはずです。
そんなこと誰も思ってないかもしれないのに、いつの間にか彼ら自身がそう思い込んでしまってるんですね。
だからラノベ脳と言われたらむかっとしたり、ゲーム脳と言われたらむかっとするんですけど。
現実社会で成功して、お金も女もあってみたいな人と、ラノベを楽しんでいる人達の間に、僕は差を感じてません。
僕自身が子供のころから特撮やアニメの世界にいたし、上下の差ってないんですね。
クラスメイトがスポーツやなんかで盛り上がっててもそんなうらやましくない(笑)
そこに優劣を感じずに育ってきたので、今こういう現実があって、どのくらい成功率の高い夢を見れて、どのくらいコストがかからず幸せに辿り着くつくか。
そういう風に見ちゃうんですよ。

「ラノベ」はかなりお安く幸せにいける道だと。
それは本来宗教が担っていた役目のはずです。
中世から近世にかけて、経済発展により貧富の差ができて、宗教はなかなか微妙な立場になっちゃうんです。
その前、世界がひとしく貧乏だった時代、世の中の不条理に答えるのは全部宗教の役目でした。

答えるって言っても答えないんですけどね。
納得させる仕組みみたいなのがあったんですけど。

今この現実で勝ち組負け組とか言ってますけど、たいていの人が負け組のはず。勝ってると思ってる人も、自分の場所から見下ろして勝ち組だと思えるだけで、勝ち組の中でも優劣はあるはずなんです。

そういう世界でわりと手軽に幸せになれる方法としてラノベ脳というのがあるんです。

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