岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2017/08/29
おはよう! 岡田斗司夫です。
今回は、2016/07/24配信「模型でまなぶ宇宙開拓史~最高の頭が良くなるおもちゃレビュー」の内容をご紹介します。
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2016/07/24の内容一覧
- 本日のお題
- 「作品」が作りたい海洋堂と作った、読めるフィギュア『王立科学博物館』
- 「失敗だった第二次世界大戦」アメリカの心の拠り所「原子爆弾」
- 互いの領空ギリギリを爆撃機が飛ぶ「冷戦」の始まり
- アメリカの「スプートニク・ショック」とフォン・ブラウン
- MISS計画とテストパイロットたちのプライド
- 月往復を実現するために考えられたさまざまな計画
- 宇宙飛行士と科学者の歩み寄り、アポロ11号の下にある1.5mの棒
- ファザコンの宇宙飛行士バズ・オルドリンは「ちんこ、腐れ」と後悔
- 両親の来なかったオルドリン、宇宙飛行士と巨大なエアコン
- ジーン・サーサンの「グネグネ動く巨大ロケットとFuck」
- ランデブーとドッキングの繰り返し、ニューヨーク・タイムズの謝罪
- 「月からの第一声」とアームストロング船長のドン引き
- 月面第一歩がだれかを決めた「設計」とニクソンの電話
- 月からの離陸と「星条旗の位置」の関係
- 考えるコリンズ、静かなアームストロング、復活のオルドリン
- 質疑応答「ナディア」「政見放送」「コンビニのアダルトコーナー」「ポケモンGO」「村上隆」「ホリエモンの宇宙計画」
「月からの第一声」とアームストロング船長のドン引き
このアポロ計画、ニール・アームストロングと一緒に月に降りた、2番目に降りた男、バズ・オルドリンっていう宇宙飛行士がいます。こいつがじつはランデブーとドッキングの専門家だったんですね。
(中略)
というわけで、ようやっと7月20、翌日になって、月着陸が始まります。
で、7月20日、これ指令船イーグルと言います。ここにさっき言った、出世だけしたい男のコリンズが残って、で、人類で一番つまんない男アームストロングと、あと僕らの面白ヒーロー、バズ・オルドリンがふたりで乗ってる月着陸船がこっから月に降りていくわけですね。
降りてくっていうのはどういうふうになるのかって言うと、切り離して、こいつ(月着陸船)がこの方向のまま逆噴射をかますんですね。僕らの考えで、切り離した後逆噴射すると、こう(司令船と)くっつくと思うんですけども、さっきも言いました通り、こっちの方向に進んでるわけです。
月の軌道を回っているわけですね。
なのでこいつが逆噴射すると、確かにこう(司令船のほうへ)行くんですけども、軌道速度が落ちるので、どんどんどんどん下の軌道が降りていくんです。
月の表面に近付いていく。
月の表面に十分に近付くまで真横になって、月に降りる寸前にこれを水平の状態に戻すんですね。水平の状態のまま降りるから、じつは月の表面にこうやって斜めにザンっと突っ込むことになるので、この下の針、さっき言ったセンサーっていうのは横側に倒れているのが正しいわけであります。
(中略)
で、ドンッと着陸しまして、この瞬間、オルドリンはやっちゃいけないことをやってしまいます。
何かって言うと、オルドリン、フリーメイソンのメンバーだったんですけども、同時に、めちゃくちゃ熱心なキリスト教徒だったんですね。
で、元々、話題の少ないオルドリンが、宇宙飛行士の集まりでしょっちゅうやったのが、もっとみんなキリストを信じようよっていう運動でした。
宇宙飛行士は、もちろんアメリカの人気者ですから、テレビ番組で神を信じますか? っていうふうに言われたら、「もちろん信じます。熱心に教会にも行ってます」とかって言ってるんですけども、正直ろくに教会にも行ってないような罰当たりなやつらばっかりだったんですよね。
アメフトのキャプテンばっかりですから。
その中でバズ・オルドリンっていうやつは珍しいぐらい教会に行って、ちゃんとお祈りして、敬虔なキリスト教徒だったんで、もっとみんな神を信じようよ、一緒に教会行こうよって言って、みんなに散々ウザがられてたんですけども、月着陸した瞬間に、聖餐式っていう、いわゆるミサを始めてしまったんですね。
アームストロング船長が「うわー、たまんねえな」と思いながら、オルドリン飛行士はちっちゃいワインと、めちゃくちゃちっちゃいウエハースを取り出して、ミサをやり始めて。
いちおう無言でやったからアームストロング船長は見逃したんですけども、ドン引きしたそうですね。
(中略)
飛行手順ではこの後、月に着陸した後、だいたい7時間ぐらい寝ろって言われてたんですけど、もうふたりとも興奮して寝れなかったんで、このまま外に出して、というふうにアームストロング船長は言いました。
NASAは、そんなに興奮してるんだからしょうがないかと言ってOKします。
で、最後の問題がやってきます。
ふたりとも宇宙服着たんですけども、どっちが宇宙船から先に降りて、人類最初に地面を踏むのかという問題です。
元々、パパと話すまでもなく、オルドリン自身もプライドが高い男なので、月面第一歩は俺だと思ったんですね。さっきも言いました通り、アームストロング船長を、NASAの校舎裏に呼び出して、話つけようとしたんですけど、話がつかないと。
で、まぁいいかと。俺がなんとか、みんなを言いくるめてと言ってもいいし、アームストロングみたいにつまんないやつが言うより、俺が言ったほうが色々面白いことも言えるっていうふうにNASAの上層部に働きかけてたんですね。
もうひとつ、オルドリンには自信があったと。その自信っていうのは何かって言うと、この宇宙船、月着陸船っていう、この異様な形をした、空気抵抗っていうのを一切考えない、人類が発明した、今のところ唯一の宇宙船です。
この他の宇宙船と呼ばれるものは、空気中を飛ぶことを考えてるので、宇宙船らしい形をしてません。
このものすごいヘンテコな形をした、空気抵抗のことを一切考えない虫みたいな形をしたやつが、僕が考える真の、今のところ唯一の宇宙船なんですけども。
これの設計に関与してるんですね。
オルドリン飛行士っていうのは、自分が最初に月に降りる気満々だったから、この宇宙船の設計、内部の内装のボタンの位置から何から、全部に関与して口を出してるんです。
なのでめちゃくちゃ詳しい。
で、俺こそは、というような気持ちだったんですね。
でも、オルドリン飛行士はこの設計中に、とんでもないミスをしてしまった。それのおかげでアームストロング船長が最初に月に降りることになってしまったんです。
それ何かって言うと、配置にありました。
(続きはアーカイブサイトでご覧ください)
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