岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2017/08/11
おはよう! 岡田斗司夫です。
今回は、2017/07/16配信「6歳から60歳までみんなお世話になりました~オタクも極めれば銭の花実例集 対談・高橋信之(出版プロデューサー)」の内容をご紹介します。
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2017/07/16の内容一覧
- ゲスト高橋信之・サメ映画祭やろう
- 高橋信之さんのプロフィールと梶原一騎
- マンガ原作に贈られる「梶原賞」がなくなった理由とは?
- マーケティングで必要なことはヤマザキパンから学んだ
- 『カリオストロの城』で1000万円儲けた
- スタッフ60人、3億の儲け
- ゲームブック作家からスタートしてベストセラー作家になった松岡圭祐
- ドラクエの公式ガイドブックをヒットさせた
- ゲームブック時代の終わり
- フィギュアショップ、録音スタジオ、CDレーベル……多角化経営を進める
- 『遊戯王』のゲームシステムを考案したが、ロイヤリティを逃す
- 目の付け所が15年早い
- スタッフの大量退社「本能寺の変」が起こった
- 会社を乗っ取られる
- クラウンジュエル作戦、焦土作戦発動
- 「1945年8月15日」から再始動
- 沈没しない軍艦のメカニズム
ゲームブックで利益が3億円!
岡田:いわゆる「第1次スタジオハードバブル」ですよね。有限会社スタジオ・ハードはマンションの3部屋から、ついにビルの2フロアーに移転した。
高橋:当時、編集事務所としては、そんな規模の会社はなかなかないですよね。
岡田:聞いたことないですよね。下手な出版社よりも大きいくらいですよね。
高橋:そうですね。あの時は、社員が30人を越えちゃってたんで、取引先の人がみんなびっくりしちゃって。
ビデオデッキとかも沢山必要じゃないですか。「ビデオデッキが6、7台いるな」って思って―――。
岡田:そう! 俺が行った頃、スタジオ・ハードには、本棚にビデオデッキがずらりと並んで、家電ショップみたいになってたんですよ! しかも、それが一斉に動いているという!(笑)
高橋:そう。「放送されている番組を全部撮ろう!」とか、バカなことを言ってたんで(笑)。
岡田:確か、ベータのテープの自動交換機もありましたよね? あの、ガチャンという。
高橋:そうそう。だから、2、300万円のキャッシュを持って、ヨドバシカメラに行くわけですよ。当時はAmazonもないからね。
岡田:そんなに買ったら、一気にポイントカードも満杯ですね。
高橋:まあ、ポイントは当時なかったんだけどね。
それで、300万円を、当時、馴染みになっていた店員に渡して、「すみません、今日ちょっと300万使うんで」って言ってましたね。まさに、いやらしい成金ですよ。300万円をまず最初に渡そうとするんですよ。「今日、これ全部使うから」って言って。
そしたら、「え!? いや、ちょっと、あの、預かれないんで」って返してくるもんだから、「レジで預かっておいてよ。これから店内を回るからさ」って。「いや、ちょっとそれは預かれないんで、お客様に持って頂いて……」って言う店員に、「だって、俺、預かってくれないとなくしちゃうよ?」とか言うんだよ。すると、店を見て回る間、ずーっと横に店員が付いているという。
それで、各フロアーごとに、「音響はこれが欲しい。ビデオはこれ欲しい」とか、「VHS、SVHS、ベータと、この棚全部くれ」みたいなね。「各社、各機種、面白いから。全部1個ずつ買おう」とか、「横の列全部くれ」みたいな。
岡田:アハハ、いいな(笑)。
(続きはアーカイブサイトでご覧ください)
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