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岡田斗司夫プレミアムブロマガ「劇場へ急げ!傑作ファーストコンタクトSF映画『メッセージ』を見逃すな」

2017/06/04 07:00 投稿

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岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2017/06/04

おはよう! 岡田斗司夫です。

今回は、2017/05/28配信「大絶賛、映画「メッセージ」ネタバレ解説と、『HUNTERXHUNTER』天空闘技場編まで」の内容をご紹介します。
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2017/05/28の内容一覧

SF映画『メッセージ』ネタバレ解説

 『メッセージ』、原題は『Arrival』っていうこの映画を、今日はSF映画としていろいろ語っていこうと思います。
 原作は、作家テッド・チャンの『あなたの人生の物語』という短編集の一つなんですけど。僕も、ものすごく昔にこの原作小説を読んだんだけど、完全に内容を忘れてて。それでも、この映画は面白く見れました。
 なので、よく「この映画を楽しむためには原作を読め!」と言う人がいますけど、あれは気にしなくていいです(笑)。映画を楽しく見るという姿勢さえあれば、別にテッド・チャンの原作は見なくても大丈夫。十分楽しめます。
 今回の映画の何が面白いのかっていうと、よく「映画における科学考証」みたい話がありますよね? メッセージという映画の科学考証は、理論物理学者のスティーブン・ウルフラムっていう人がやっているんです。
 ウルフラムという人は、Mathematicaっていう数式処理プログラムの開発者でもあるんですけど、そういうところからも分かる通り、すごい「本気」なんですね。

(中略)

 主に主人公のルイーズ……ちょっとオバサンなんだけど、まあいい女だよね。このオバサンの話がメインで流れていきます。まあ、だいたいルイーズの個人の話だと思ってください。
 映画のストーリーを頭から紹介していくと、一番最初は、ルイーズとその娘との思い出のシーンから始まるんだよね。
 彼女には一人娘がいたんだ。仕事が忙しい中で、シングルマザーとして一所懸命に育ててたんだけどもさ。ところが、娘に反抗期がやってきて、その反抗期のうちに、癌になっちゃうんだよね。子供の頃に癌にかかっちゃうと、進行が速くて、どうやっても、手の尽くし用がなくて死んでしまった。
 そういう、辛い昔話のシーンから、このお話は始まります。
 これ、どんなシーンかっていうと、ルイーズが大学の教壇に立っているところ。
 彼女は大学で言語学を教えているんだけども、ところがある日、講義を開始しようとしたら、教室に学生がほとんどいない。ガラガラの教室に集まっていた数少ない学生たちも、次々にノートパソコンを開いて何かをチェックしだしている。学生たちが持っているスマホにも、「LINEが届きました」みたいな着信音がどんどん鳴り出して、みんな全然講義に集中してくれない。
 そんな中、1人の女の子が立ちあがって、「先生、ニュースつけてください」って言うんだ。ルイーズがホワイトボードをバッと開けて、教室のモニターを付けると、そこに映っていたのが、「地球上の何か所かに同時にエイリアンの宇宙船が現れた」というニュース。「これが何なのかまったくわからない。世界中でもパニックになっていて、軍も出動している」っていうのをアナウンサーが言い出したかと思ったら、大学の上空を戦闘機が何機も何機も飛んでいるのが見えるんだよね。

 ここらへんで、もう、俺、ゾクゾクしてさ。
 こういうSF映画の何が難しいかって、主人公というのは「一個人」にすぎないところなんだよ。その、「あくまで一個人である主人公とエイリアン襲来のような「大状況」をどう関わらせるか?」を作るのがすごく難しいんだけども、その手際が、めちゃくちゃ良いんだよ。

(中略)

 ここから先は、「じゃあ、ファーストコンタクトもののSFとして、『メッセージ』はどれくらいの出来なのか?」という話をしよう。
 俺、SFものとして、メッセージというのは、「10点満点で8点か9点の出来だ」というふうに思ってるんだよね。
 参考までに、SFとしての点数では、『アベンジャーズ』はレベル1、『正解するカド』はレベル5、メッセージはレベル9って付けてるんだけど。『2001年宇宙の旅』は、レベル7なんだよ。2001年ですらレベル7なのに、メッセージはレベル9をやっちゃったから、なかなかすごいんだけども。

(続きはアーカイブサイトでご覧ください)

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