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岡田斗司夫プレミアムブロマガ「39光年先の惑星は遠くない!」

2017/03/21 07:00 投稿

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岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2017/03/21

おはよう! 岡田斗司夫です。

今回は、2017/02/26配信「けものフレンズ第7話まで見た感想と、海洋堂6万円シンゴジラが凄い」の内容をご紹介します。
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2017/02/26の内容一覧

毎度おなじみNASAの「あるある詐欺」移住可能な地球型惑星が大量に見つかったてよ!?

 ネットで読んで面白かったのが「NASAのいるいる詐欺」。地球から39光年、いわゆる光の速さでも39年かかる場所に惑星が7つ見つかった。さらにこの星には水がある可能性が強くて、「海があるんじゃないのか」って言われて大騒ぎになっているっていう話がありました。

(中略)

 ただ、このニュースに関して、知り合いから「でも、39光年も離れてるんだから、そんな星が見つかっても意味ないですよね。光の速さでも39年かかるんだし、ワープ航法みたいなのができない限り、人類とは関係ないですよね」って言われたんだけども。いや、そんなことはないんだよ。
 2年くらい前だったかな? 「ナノクラフト計画」というのがあって。これは、スティーブ・ホーキング博士とフェイスブックのザッカー・バーグとロシアの大金持ちの3人がオーガナイザーになって始めた計画なんだけどさ。
 どういう計画かというと、2gか3gくらいのものすごい軽い宇宙船を作って、それを地球に置いてあるレーザー砲で、バーンと撃つんだよね。撃つからといって、別に破壊したいわけじゃないんだ。レーザー砲というのは、光を出すわけだ。光というのは、波の性質であると同時に、粒子の性質も持っている……というのは、高校くらいの物理で習ったと思うけど。粒子であるということは、ぶつかった時に、反作用が生じるんだ。
 ナノクラフトっていうのは、重さこそ2gか3gなんだけども、実は直径20mか30mくらいの帆船の帆のような形になってるんだよね。アルミで出来た巨大なハンカチみたいなものだと思ってくれるといいんだけど。それに、レーザー光線を当てるとどうなるかっていうと、光というのは粒子だから、このレーザー光線の光の反動で、こいつがどんどん加速するんだよ。
 だいたい2、3日もレーザー光線で照らせば、光速の20%くらいまで速度に持っていけるらしいんだ。これだったらケンタウルス座アルファ星まで、だいたい15年から20年くらいで行けるって言われてる。ずーっとレーザー光線を当ててたらね。
 このナノクラフトを応用すれば、新しく見つかった39光年先の惑星も、十分に使えると思うよ。
 たぶん、まず最初にやらなきゃいけないことは、さっきのジェイムズ・ウェッブ望遠鏡と同じように、地球の公転軌道上にレーザー光線の発信装置をいっぱい作ること。
 こう言うと、僕らはついつい巨大な機械を考えちゃうんだけども、そういう必要はないんだ。とりあえず、「光を受けたら、反対側からレーザー光線を出す」という程度の単純な機械でいい。おそらく、だいたい10円から20円くらいの、いわゆる「チョコエッグの中に入ってるもの」くらいの単価だと思ってくれ。サイズにしてみたら、だいたい5cm×5cmとか10cm×10cmの立方体くらいのもので、それに光が当たると、反対側から簡単なレーザーが発射される。
 これを何百万個、下手したら、何億個、地球の公転軌道上にばらまく。それらを全部合わせたら、相当な出力のレーザーになる。それぞれの機械が出すレーザー光線の方向とか波長は、それぞれを同期させることによってどうにでもなるからね。
 やっぱりクラウド時代のなにがすごいかっていったら、昔は巨大な機械ですべてやらなきゃいけなかった作業が、今は、安っぽい機械を山ほどばら撒いて、そいつらを一斉にシンクロさせて動作させることで出来るようになったところだよね。こういった一斉同期が、すごく簡単に安くできるようになったのがクラウド時代のよいところ。
 こうやって何百万個もばら撒いた超安物レーザー発信器が、一斉にレーザー光線をこの光子帆船に向けて打つ。そうすると、たぶん、1kgか2kgくらいの重さのものだったら、光の数十パーセントの速度まで加速させることができると思うんだ。
 この仕組で、さっき話した地球から39光年離れた惑星まで、宇宙船を飛ばしてしまう。
 「では、そこに乗せる3kgか4kgの重さのものとは何か?」っていうと、それは「自己複製できる3Dプリンター」だよな。

(続きはアーカイブサイトでご覧ください)

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