岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2017/03/13

おはよう! 岡田斗司夫です。

今回は、2017/02/19配信「アニメのお勉強〜ジブリ社内報「熱風」が凄すぎる」の内容をご紹介します。
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2017/02/19の内容一覧

リアルから逃げているのは非モテもリア充も同じ

 恋愛でいうと、「ブスとかブサイクであっても、リアルな彼氏彼女がいる方が偉い」という価値観が成立しなくなってきてるんですよね。なぜかというと、もうすでに「相手がイケメンであったり美少女だと思えば耐えれる不快さ」というものに、みんな我慢できなくなっているから。
 人間ですから、つき合ってる相手に不満があるのは当たり前なんですよ。イラッときたり、ムカッとするんですね。その時に、相手がかわいかったり、イケメンだったりしたら「まあ仕方がないか」って我慢するっていうのが、普通の恋愛上のよくある話なんですけど。
 ……あの、僕はヒドい話をしてますよ。それはもう、承知の上で言ってます。今、とてもヒドい話をしています。
 かつては「相手がかわいければ、あるいは格好良ければ、多少イヤなやつでも我慢できる」っていう常識があったんですけど、それすら、もう今はみんな我慢できなくなっている。なので、結果として、ブスとかブサイクの人相手の恋愛というのは、発生直後に消えるか、発生前に消えてしまう。だから、見た目が劣る者っていうのは、ますます恋愛市場に参加できなくなっていくんですよね。
 これはなぜかというと、現代が「リアルという価値が暴落した社会」だからです。
 リアルという価値が暴落しているから、もうリアルな恋愛、かわいい子とか格好良い子との間の本当の恋愛というものですら、なかなか発生しなくなっちゃってる。「ましてや、ブスブサイクは……」っていう話を、今しました。
 「じゃあ、実用価値が低くてもいいから『インスタ価値』が高い彼氏彼女を手に入れよう」というような、偏差値の高い回答もあるんでしょうけど。実際にインスタ価値の高い相手っていうのは、実は、不快係数も高いんですよ。言っちゃえば、モテる男、モテる女だから、相手に対する思いやりもどうしても低くなるし、自分に対する態度や扱いもどうしても悪くなってくるから、実は、自分がつき合う相手としての不快係数っていうのは、どうしても高い目になる。
 ならば、彼氏彼女がいる気分とか、恋愛感情だけ楽しめたらすごく便利だ、と。つまり脱リアル化、洒落化が発生するんですね。これこそが、人が二次元にハマる理由です。
 で、これって、「リムジン会」とどこが違うのか?
 僕らはついつい「非モテ・二次元」側の人間と、「リムジン会・インスタ」側の人間っていうのを対立概念のように捉えますけど、まったく同じなんですよね。

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