岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2017/02/21
おはよう! 岡田斗司夫です。
今回は、2017/01/22配信「西野亮廣炎上と、大型ビジュアル本特集」の内容をご紹介します。
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2017/01/22の内容一覧
- キンコン西野は絵本を無料で公開したのになぜ炎上したのか?
- ドナルド・トランプが提唱する「ポストファクト」とは?
- キンコン西野炎上の影に岡田斗司夫あり
- 紙の本はもう終わりなのか?
- 1万円以上する『ジ・アート・オブ・シンゴジラ』は買いか?
- 樋口真嗣の悲鳴のようなインタビュー
- 庵野秀明が語った『シン・ゴジラ』のテーマ
- 金をかけなきゃ価値ある情報は手に入らない
- 映画は現場のモノ~庵野秀明がわがままに生み出した名作
- 設計にはこだわらず、撮りたいものを撮りたいだけ撮る
- ミニチュアを使わなかった、庵野秀明の特撮論とは?
- レゴの新製品『Women of NASA』
- 続々レゴで商品化される、活躍した女性シリーズ
- NASAを支えた天才メガネっ娘マーガレット・ハミルトン
- アメリカAmazonアカウント取得のススメ
- 1冊にすべてが入ったスーパー図鑑『ピクチャーペディア』
- 謎の需要に応えてバカ売れ『マップス: 新・世界図絵』
- 世界史を見開きで解説『世界史MAPS』
- 難しいことをシンプルに説明する、究極の説明本『ホワット・イズ・ディス?』
- 1冊だけ大型本を買うなら、どれにする?
1冊にすべてが入ったスーパー図鑑『ピクチャーペディア』
高い本の話を続けるね。
まず、4600円の『ピクチャーペディア』。帯には「1冊にすべてが入ったスーパー図鑑」と書いてあって、スミソニアン博物館監修なんだよな。何がすごいって、これは読んで面白い百科事典ってことなんだ。
例えば、大体のことはほとんど見開き2ページで説明されている。「自転車」の項目はそれが1つの見開きになっていて、ものすごい数の自転車が紹介されているんだ。これがすべて写真で構成されているのが面白いんだよね。「いろんな自転車がありますよ」とか「自転車の歴史」といったことがひと目でわかるようになっている。
「鉄道」も1つの見開きなんだよ。1つの項目に対して見開き2ページ分の枠しかないからこそ、情報が選びに選んである。「人体」はさすがに一見開きでは終わらなくて、3見開きあるけどね。
僕が知らなかったことがいっぱい書いてある。「人間には、頭を含めて500万本の毛が生えていて、その毛の1本1本に個別の筋肉がある」んだって。そんなこと知らないじゃん。「人間の身体に生えている毛のすべてに筋肉がついている」なんて。
(筋肉標本のイラストを見せながら)これは『進撃の巨人』みたいな絵だけども、いいよね、これ。
あと、骨格。「成人の骨格は200本の骨でできているが、新生児の骨は300本以上ある、成長するにつれて、骨と骨が固着する」って書いてあるんだ。
つまり、「人類の祖先はもともと300本の骨を必要とする、かなり動く身体を持っている類人猿の仲間だったんだけども、それが原生人類になるにしたがって200の骨しか必要なくなっていった」というのがこれでわかるわけだよな。
もう4000円にしては安いくらい、いろんなことが載ってるんだ。
例えば、「バレエ」。踊る方のバレエね。今『絢爛たるグランドセーヌ』っていう漫画を読んでいるからちょっと気になっているんだ。
バレエにはいろんなポーズがあるんだけど、これをちゃんと全部写真で説明してくれる。おまけに、一見開きに情報が凝縮されているから、これを見たらバレエについて何でも語れるという便利な本なんだよな。
あとはこのページ。ここには、「偉大な書物」として本の歴史がまた一見開きでまとまっている。一番最初は『ギルガメシュ叙事詩』とか、エジプト時代の『死者の書』から始まって、グーテンベルクの印刷機の発明を挟んで、こう流れていって、後ろの方に、『ハリー・ポッターと賢者の石』っていうのが入っていて(笑)。
世界の重要な書物というのは、こういう流れになっているのかっていうのが、一発でわかる。
まあこんな感じで、写真というものの偉大さ、現実にいろんなものをコレクションしているから、この4600円というのは値打ちがあると思います。
(続きはアーカイブサイトで)
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